病気の解説
エムポックス(サル痘)
受診の目安
エムポックス(サル痘)では、エムポックスで最もよくみられる症状は発疹です。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、感染症内科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
エムポックス(サル痘)は、サル痘ウイルスによる感染症です。天然痘の原因となるウイルスと同じ種類のウイルスですが、天然痘ほど重くはありません。水痘とは関係がありません。発疹ができることがあり、通常は2~4週間程度続きます。濃厚な接触によって誰にでも感染する可能性があります。ほとんどの場合、特別な治療は必要ありませんが、薬で治療することもあります。予防のワクチンがあります。エムポックスが命に関わることはめったにありません。
主な症状
エムポックスで最もよくみられる症状は発疹です。発疹には痛みやかゆみが出ることがあります。はじめは平らな赤い点として現れ、それが盛り上がって水ぶくれのようになり、ふき出物のようになります。性器周辺や口の中にもできることがあります。手や足、胸、顔、口などにもできる可能性があります。発疹ができる前後には、発熱・悪寒・頭痛・筋肉痛・背部痛・ひどい疲れ・リンパ節の腫れが現れることがあります。
治療
治療
ほとんどの人は2~4週間で完全に治ります。医師は痛み止めを使ったり、点滴をしたり、傷の手当をしたりして、患者さんの楽になるようにサポートします。重篤な状態になるリスクが高い人には、天然痘の治療に使われる薬を投与することがあります。免疫機能が弱い人には薬を投与することがあります。
経過と生活
予防
エムポックスを予防するためのワクチンが利用できます。もしもエムポックスにさらされたら、ワクチンを接種する必要があります。危険性が高いと判断される人には、接種を受けるべき場合があります。具体的には、公衆衛生当局によりエムポックスの患者と接触したことが特定されている人、過去2週間以内にエムポックスと診断された人と性的な関係をもったことがある人、過去2週間以内に感染がみられる地域で複数のセックスパートナーがいた人、特定の研究室や医療従事者など、感染の可能性があるとみなされる人が含まれます。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。