病気の解説

咬耗症

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受診の目安

咬耗症の症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、歯科・口腔外科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。

基本

概要

咬耗症とは、歯と歯が長い年月をかけて接触することで歯質がすり減り、欠けたり形が変わったりする状態を指します。生体の歯質はエナメル質と象牙質でできており、エナメル質は主に前歯の表層、象牙質はそれ以外の部分を構成します。日常の咀嚼や歯ぎしり、歯磨きなどの歯の接触により徐々に削れ、歯と歯が接触する場所で起こるのが特徴です。

主な症状

多くの場合、自覚症状は少ないです。前部の切端や臼歯の咬合面から始まり、長い時間をかけて少しずつ進行します。エナメル質から象牙質へ進むと冷たいものがしみる知覚過敏を感じることがあります。咬耗が進むと歯の表面が滑らかになり、色が変わることもあります。重症になると歯が割れたり、歯槽骨の吸収が生じたり、補綴物が収まらなくなることがあります。咬耗により顎の筋肉痛や顎関節痛が出ることや、鋭くとがった歯が口腔粘膜を傷つけることもあります。

原因

咬耗は生理的な現象で、歯と歯の接触が続く限り進行します。進行を早める要因として、硬い食物を長く噛む、長時間噛みしめる、歯ぎしり、歯のくいしばりといった習慣、歯自体の耐久力不足(形成不全や石灰化障害による硬度低下)、咬合異常(切端咬合や交叉咬合)などが挙げられます。抜歯により残存歯が多くの力を分担すると咬耗が進みやすくなることもあります。

検査と診断

診断

診断は肉眼での視診によって行います。虫歯との鑑別が必要な場合はX線検査を行います。歯ぎしりなどが原因で進行が早い場合には、定期的なX線撮影や診断用模型の作製で経過を確認します。

治療

治療

治療は咬耗の原因と進行具合によって異なります。初期や生理的な範囲の咬耗であれば経過観察を行います。知覚過敏や虫歯があればそれに応じた処置をします。必要に応じてかぶせ物や義歯で歯質を補うことがありますが、咬合高径の調整には慎重さが求められます。歯ぎしりの癖がある場合にはマウスピースの使用や噛みしめを減らす工夫をします。

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出典

参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。