病気の解説
海綿状血管腫(脳脊髄)
受診の目安
海綿状血管腫(脳脊髄)では、テントの上側では出血やけいれんが、下側では巣状の症状が見られることがあります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、小児科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
海綿状血管腫(脳脊髄)は、先天的に異常に拡張した洞様血管が限局的に集まってできる血管の病変です。正常な脳組織が血管の間に見られず、血管が密に集まっています。放射線治療などが原因となることもあるとされています。
主な症状
発生する部位によって症状は異なります。テントの上側では出血やけいれんが、下側では巣状の症状が見られることがあります。脊髄内では出血した部位より下の麻痺やしびれが生じることがあります。無症状のことも多いです。
検査と診断
診断
CTでは高くなる部位が見られ、まだらな石灰像として描写されることがあります。MRIでは中心部が時期により信号が混在し、周囲に低信号のヘモジデリン環がみられることがあり、造影剤を用いた像で均一に描出されます。T2強調画像やSWIなども病変の描出に有用です。診断には脳出血後の変化や脳腫瘍との鑑別が重要で、時には複数回のMRI撮影が必要となることがあります。
治療
治療
治療には頭蓋内腫瘤摘出術や放射線治療、定位放射線治療などが保険診療内で選択されることがあります。具体的な治療方針は医療機関で決定されます。
経過と生活
経過・予後
出血していない海綿状血管腫は無症状であることが多いですが、出血した場合は場所や程度により麻痺や意識障害などの後遺症が残ることがあります。年間の出血率は0.7%程度、出血後の再出血率は4.5%程度とする報告があります。成人期以降も既往がある場合は引き続き経過に注意が必要です。
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出典
参考: 海綿状血管腫(脳脊髄) 概要 - 小児慢性特定疾病情報センター(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。