病気

スクリーニング

スクリーニング検査は、自覚症状のない段階で病気を早期に発見するために行われる大切な検査です。結果が確定診断とは限らず、年齢やリスクに応じた適切な検査の選択や、異常が見つかった場合の精密検査が重要となります。

とは

スクリーニングとは、まだ症状が現れていない健康な状態の人を対象に、病気の有無を調べる検査のことです。定期的な健康診断や身体診察の一環として行われることが多く、がんなどの病気を早い段階で見つけ出して治療につなげることを目的としています。特定の年齢層や性別、生活習慣などのリスクに合わせて実施されます。

受診の目安

自宅で行うスクリーニング検査などで異常な結果が出た場合は、確認のために速やかに医師の診察を受ける必要があります。また、スクリーニング検査の開始時期やどの検査を受けるべきか迷うとき、リスクと利益について話し合いたいときは、主治医に相談することが大切です。

検査・診断

病気を見つけるための検査には、乳がんに対するマンモグラフィーや、子宮頸がんに対する子宮頸部細胞診およびHPV検査などがあります。また、前立腺がんではPSAを調べる血液検査、肺がんでは低線量CT検査が用いられます。大腸がんの検査には、便潜血検査、便DNA検査、大腸内視鏡検査、S状結腸鏡検査、CTコロノグラフィーなど複数の選択肢があります。

治療

スクリーニング検査は決定的な診断を下すものではないため、検査の結果で異常や陽性が示された場合には、さらなる診察や生検などの確定診断のための検査が行われます。発見された病気の種類や進行度に応じて、それぞれの治療方針が検討されることになります。

セルフケア・日常生活

日常生活の中では、日常的に自己検診を行ってがんの徴候がないか探すことがときに推奨されます。自宅での確認とあわせて、スクリーニング検査の推奨にも従うことが重要です。

予防・再発防止

病気の早期発見を通じて重症化を防ぐためには、年齢やリスクに応じた適切なスケジュールでスクリーニング検査を継続して受けることが予防につながります。ただし、検査には偽陽性や偽陰性といった結果の限界もあるため、自身の健康状態に合わせた検査選びを医療機関と相談しながら進めることが大切です。

経過・見通し

スクリーニング検査によって病気が発見された場合でも、そのすべてが生涯にわたって問題を引き起こすとは限らないケースもあります。検査で異常が出た際には、追加の精密検査を経て本来の状態を確認し、医師の判断のもとで適切な経過観察や治療の選択へと進んでいきます。

出典

  • MSDマニュアル家庭版
  • MSDマニュアル プロフェッショナル版

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