病気の解説
フィラリア症
別名:糸状虫症
受診の目安
フィラリア症の症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、感染症内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
フィラリア症には、ミクロフィラリアが原因となるリンパ系フィラリア症があります。成虫が糸状虫で、血流中にはミクロフィラリアが現れません。流行地域を離れるとミクロフィラリアは体内から減少します。
主な症状
糸状虫の成虫が原因となる症状があり、ミクロフィラリア自体が症状を引き起こすのではありません。
検査と診断
診断
診断は血液サンプルや組織の検査でミクロフィラリアが見つかると下されます。超音波検査でリンパ管内を成虫が動いているのを確認することもできます。抗体や抗原を調べる血液検査も行われることがあります。ただし血液検査だけでは寄生虫の区別や過去の感染と現在の違いを必ずしも判別できない場合もあります。
治療
治療
治療にはジエチルカルバマジンが用いられ、1日または12日間経口で服用します。これによりミクロフィラリアと一部の成虫を死滅させることが目的です。必要に応じてドキシサイクリンやアルベンダゾールなどの薬が追加されることがあります。治療を始める前には、ロア糸状虫症とオンコセルカ症といった他のフィラリア感染がないか確認します。これらを併発していると重い副作用が出るリスクがあるためです。
経過と生活
生活上の注意
長期的な問題には綿密なスキンケアが重要です。皮膚を傷つけないようにし、切り傷や擦り傷もしっかり洗浄します。腫れを軽くするには、患部を心臓より高い位置に上げるか弾性包帯を使います。陰嚢の腫れが重い場合はリンパの排出を改善するための手術が検討されることもあります。細菌感染症がある場合は経口抗菌薬で治療します。肺の問題にはジエチルカルバマジンを14〜21日間服用します。再発する場合もあり、その場合は治療を繰り返します。
予防
蚊に刺される機会を減らすため、露出した皮膚には防虫剤を使い、ペルメトリン処理の衣類を着用します。ゆったりした長袖・長ズボン、寝具に蚊帳を使うことも推奨されます。流行地域ではグローバル program がさまざまな薬剤計画を用いて感染拡大を防いでいます。これらは血液中のミクロフィラリアを減らし、媒介である蚊による感染を抑えます。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。