電子レンジと同じ2.4 GHz帯の電波を使用しているのはどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第72回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4・5番
解説
電子レンジ、Wi-Fi、BluetoothはすべてISMバンド(産業科学医療用周波数帯)として割り当てられている2.4GHz帯の電波を利用しています。この帯域は免許不要で利用できるため、多くの民生機器で採用されています。GPSは主に1.2GHz帯と1.5GHz帯、AMラジオはkHz帯、FMラジオはMHz帯を使用します。
選択肢ごとの解説
- 1. GPSは主に1.2GHz帯(L2バンド)と1.5GHz帯(L1バンド)の電波を使用しており、2.4GHz帯ではありません。正しくは:GPSは主にLバンド(1.2GHz帯、1.5GHz帯)を使用する。選びやすい理由:日常的に使われる無線技術であるため、高周波帯を使っているという漠然としたイメージから選んでしまう可能性があります。混同注意:他の近距離無線通信技術(Wi-Fi、Bluetooth)と混同し、一括りに2.4GHz帯と誤解する可能性があります。
- 2. AMラジオ放送は中波帯(526.5kHz~1,606.5kHz)の電波を使用しており、ギガヘルツ帯とは大きく異なる低い周波数帯です。正しくは:AMラジオ放送は中波帯(キロヘルツ帯)を使用する。選びやすい理由:無線通信の基本的な技術として知られていますが、周波数帯に関する具体的な知識が曖昧だと誤って選択する可能性があります。混同注意:FMラジオ放送やテレビ放送など、他の無線通信の周波数帯と混同することがあります。
- 3. FMラジオ放送は超短波帯(76MHz~90MHz)の電波を使用しており、ギガヘルツ帯とは異なるメガヘルツ帯の周波数です。正しくは:FMラジオ放送は超短波帯(メガヘルツ帯)を使用する。選びやすい理由:AMラジオ放送と同様に身近な無線技術であるため、具体的な周波数帯を意識せずに高周波帯と誤解する可能性があります。混同注意:AMラジオ放送やテレビ放送、あるいはWi-Fiなどの他の無線通信の周波数帯と混同することがあります。
- 4. 正解。Wi-Fiは2.4GHz帯と5GHz帯の周波数を利用しており、特に2.4GHz帯は広く普及しているため、電子レンジと同じ周波数帯を使用しています。この帯域はISMバンド(産業・科学・医療用周波数帯)として免許不要で利用可能です。
- 5. 正解。Bluetoothは2.4GHz帯のISMバンドを使用する近距離無線通信技術であり、電子レンジと同じ周波数帯を利用しています。
国試ポイント
日常生活で広く使われる電子機器や通信技術の基本的な周波数帯に関する知識が問われています。特に、ISMバンドとしての2.4GHz帯を共有している技術を正確に理解しているかが重要です。
混同注意
各無線技術が使用する特定の周波数帯(例: GPSのLバンド、AM/FMラジオのkHz/MHz帯、Wi-Fi/Bluetoothの2.4GHz帯・5GHz帯など)を正確に把握していないと、誤った選択をしてしまう可能性があります。特に、Wi-Fiには2.4GHz帯と5GHz帯の両方があることを知っているとより正確に判断できますが、ここでは2.4GHz帯の使用の有無が問われているため、2.4GHz帯を使用していれば正解となります。
次に同じ論点が出たら
今後、同じ論点が出た場合、5GHz帯を使用する技術(5GHz Wi-Fi、ETCなど)や、さらに異なる周波数帯を使用する通信技術(携帯電話の周波数帯、テレビ放送の周波数帯)が選択肢として登場する可能性があります。それぞれの具体的な周波数帯を比較・区別できるようになっておく必要があります。
関連知識
電子レンジの仕組み(水分子を振動させる原理)、ISMバンドとは何か、各無線通信技術の用途と特徴。周波数と波長の関係。電波法における周波数帯の分類。