日本の令和4年(2022年)の人口動態統計で、女性の死亡数が最も多い悪性新生物〈腫瘍〉の発生部位はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第114回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
令和4年(2022年)の人口動態統計における女性の悪性新生物の死亡原因として、大腸がんが最も多くなっています。これは、食生活の変化や高齢化などが要因として挙げられます。看護師としては、この統計情報を踏まえ、女性に対する大腸がんのスクリーニング検査の重要性や、生活習慣改善の指導に当たる必要があります。
選択肢ごとの解説
- 1. 肺がんは男性において死亡者数が最も多い悪性新生物ですが、女性では大腸がんを下回ります。しかし、近年増加傾向にあり注意が必要です。正しくは:女性では肺がんの死亡者数も多いですが、最もではありません。選びやすい理由:肺がんは喫煙習慣の有無にかかわらず発生し、女性でも増加傾向にあるため、誤って選択する可能性があります。混同注意:男女別の統計データを混同すると、肺がんを正答と誤解することがあります。
- 2. 子宮がんは女性特有のがんであり、重要な健康問題ですが、死亡者数では大腸がんや肺がんよりも少ないです。正しくは:子宮がんの死亡者数は、大腸がんや肺がんよりも少ないです。選びやすい理由:女性特有のがんであるため、直感的に最も多いと考えるかもしれませんが、死亡者数では異なります。混同注意:発生率が高いがんと死亡率が高いがんを混同すると、子宮がんを正答と誤解することがあります。
- 3. 正解。令和4年(2022年)の人口動態統計によると、女性の悪性新生物における死亡者数で最も多かったのは大腸がんです。食生活の欧米化や高齢化が影響していると考えられます。
- 4. 乳がんは女性に最も多く診断されるがんであり、罹患率が高いですが、死亡者数では大腸がんを下回ります。早期発見・早期治療の進歩により、死亡率は低下傾向にあります。正しくは:乳がんの罹患率は高いですが、死亡者数では大腸がんよりも少ないです。選びやすい理由:女性に最も多いがんと聞かれると、乳がんを思い浮かべる人が多いため、死亡数でも最も多いと誤解しやすいです。混同注意:罹患数(発生数)と死亡数を混同すると、乳がんを正答と誤解することがあります。
国試ポイント
日本の最新の人口動態統計における、男女別・部位別の悪性新生物の死亡者数に関する知識が問われています。特に、罹患数と死亡数の違いを理解しているかが重要です。
混同注意
罹患数(発生数)と死亡数を混同しやすいです。女性の罹患数では乳がんが最も多いですが、死亡数では大腸がんが最も多いという点を正確に把握しておく必要があります。
次に同じ論点が出たら
今後、高齢化の進展や医療の進歩により、がんの罹患率や死亡率は変化する可能性があります。最新の統計データを常に確認し、その背景にある社会状況や医療の動向を理解する能力が求められます。
関連知識
・令和4年(2022年)人口動態統計の概況 ・悪性新生物の国際疾病分類(ICD-10) ・がん検診の推奨と現状(大腸がん検診、乳がん検診、子宮頸がん検診など) ・がんの危険因子と予防策