1令和5年(2023年)推計による日本の将来推計人口で、令和42年(2060年)の将来推計人口に最も近いのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第115回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
国立社会保障・人口問題研究所が2023年4月に公表した日本の将来推計人口(中位推計)では、2060年(令和42年)の総人口は9,600万人程度と推計されています。この推計は、将来の出生率と死亡率、国際移動率を仮定して算出されるものです。看護師国家試験では、日本の人口動態に関する基本的な知識が問われることが多く、特に将来の人口規模や高齢化の進行度合いは重要なポイントとなります。
選択肢ごとの解説
- 1. これは日本の将来推計人口の予測値と比較して、大幅に少ない数値です。2060年の予測人口はこれよりもかなり多いです。正しくは:2060年の推計人口は9,600万人程度とされています。選びやすい理由:少子高齢化と人口減少のイメージから、過度に少ない数字を選んでしまう可能性があります。混同注意:日本の人口が急激に減少している現状と、将来のより極端な減少予測を混同しやすいです。
- 2. 正解。国立社会保障・人口問題研究所が2023年に公表した将来推計人口(中位推計)によると、2060年の総人口は9,600万人程度と予測されています。
- 3. この数値は2060年の推計人口としては多すぎます。日本の人口は減少傾向にあり、この時期には1億人を下回ると予測されています。正しくは:2060年の推計人口は9,600万人程度です。1億人を超えるのはより近い将来の予測です。選びやすい理由:2040年頃の人口予測(約1億1,000万人)と混同したり、人口減少の速度を過小評価したりする可能性があります。混同注意:現在(約1億2,000万人)から数十年後の人口がまだ1億人台を保っているという感覚と、実際の減少速度の予測を混同しやすいです。
- 4. これは現在の日本の総人口(約1億2,000万人台)に近い数値であり、2060年にはこれよりも大幅に減少すると予測されています。正しくは:2060年には9,600万人程度まで減少すると予測されています。選びやすい理由:現在の人口や、比較的最近の人口ピーク時の数値と混同しやすいです。混同注意:日本の人口が直近で1億2,000万人程度であることから、将来もその水準を保つと考えてしまう可能性があります。
国試ポイント
将来の日本の人口予測に関する知識が問われています。特に、少子高齢化に伴う人口減少の具体的な数値目標や傾向を理解しているかが重要です。最新の推計値や、特定の将来時点での人口規模を把握しておく必要があります。
混同注意
現在の人口や、異なる将来時点での人口推計値(例:2040年、2050年)と混同しやすいです。また、人口減少の速度に対する感覚的な理解と、実際の統計的推計値との乖離も、選択肢を迷わせる要因となります。
次に同じ論点が出たら
今後同様の問題が出た場合は、まず最新の将来推計人口の発表年を確認し、中位推計のデータを参照すること。特に、特定の年の総人口、高齢化率、生産年齢人口などの主要な指標を重点的に確認する。
関連知識
日本の人口ピラミッドの推移、合計特殊出生率の動向、高齢化率の将来予測、生産年齢人口の減少、社会保障制度への影響など。将来推計人口は、社会保障や医療政策の計画立案の基礎となる重要なデータです。