ノンレム睡眠で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第59回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
成人の睡眠において、ノンレム睡眠は全体の約75~80%を占め、レム睡眠が約20~25%を占めるため、ノンレム睡眠が総睡眠時間の大部分を占めるという記述は正しいです。ノンレム睡眠は脳と体の休息・回復に重要な役割を果たします。
選択肢ごとの解説
- 1. 鮮明で記憶に残るような夢は、主にレム睡眠中に見られる特徴です。ノンレム睡眠中にも夢を見ることはありますが、通常は断片的で内容を覚えていないことが多いです。正しくは:レム睡眠中に鮮明な夢を見やすい。選びやすい理由:夢は睡眠と関連が深いため、混同しやすいかもしれません。しかし、「ノンレム睡眠中に夢を見ることもある」という部分的な事実に囚われると誤答を選んでしまいます。混同注意:レム睡眠中に見られる鮮明な夢と混同しやすいです。
- 2. 夜間陰茎勃起(NPT)は、主にレム睡眠中に発生する生理現象であり、ノンレム睡眠中には通常見られません。正しくは:レム睡眠中に夜間陰茎勃起(NPT)が生じる。選びやすい理由:睡眠中の生理現象の一つとして、無意識に選択してしまう可能性があります。混同注意:レム睡眠中に起こる自律神経活動の変化と混同しやすいです。
- 3. 急速眼球運動は、その名の通りレム睡眠(Rapid Eye Movement sleep)の最も顕著な特徴であり、ノンレム睡眠ではみられません。正しくは:レム睡眠中に急速な眼球運動が観察される。選びやすい理由:「睡眠」という大きな概念の中で、レム睡眠とノンレム睡眠の区別が曖昧な場合に選んでしまう可能性があります。混同注意:レム睡眠(REM睡眠)の名称の由来でもある、急速眼球運動と混同しやすいです。
- 4. ノンレム睡眠中は、心拍数や呼吸が安定し、規則的になるのが特徴です。心拍数が不規則に変動するのは、むしろレム睡眠中に見られる自律神経活動の活発化によるものです。正しくは:レム睡眠中に心拍数が不規則に変動する。あるいは、ノンレム睡眠中は心拍数が安定する。選びやすい理由:睡眠中は一般的に生理機能が変動するという漠然とした知識から、不規則な変化を想像してしまうかもしれません。混同注意:レム睡眠中に見られる不規則な心拍変動や呼吸変動と混同しやすいです。
- 5. 正解。成人の睡眠サイクルでは、ノンレム睡眠が約75~80%を占め、レム睡眠が約20~25%を占めます。したがって、ノンレム睡眠は総睡眠時間の大部分を構成します。
国試ポイント
睡眠周期におけるノンレム睡眠とレム睡眠の生理学的特徴や、それぞれが睡眠全体に占める割合を正確に理解しているかが問われる。特に、両者の対比的な特徴(眼球運動、夢の有無、自律神経活動の安定性など)が重要。
混同注意
レム睡眠とノンレム睡眠のそれぞれの特徴(生理現象、脳波、夢の内容、占める割合など)が混同されやすい。特に「急速眼球運動」はレム睡眠の名称そのものであり、注意が必要。
次に同じ論点が出たら
次に同様の論点が出題された場合、レム睡眠の特徴、各睡眠段階(N1, N2, N3)の具体的な生理学的変化、または特定の睡眠障害がどの睡眠段階と関連するかなどが問われる可能性がある。例えば、夢遊病がノンレム睡眠(特に深睡眠)中に起こることなど。
関連知識
睡眠周期(レム睡眠、ノンレム睡眠のN1, N2, N3段階)、脳波(覚醒時、各睡眠段階)、自律神経系の活動、睡眠の機能(記憶の固定、疲労回復など)。睡眠薬の種類とその作用機序も関連知識として重要。