施術者が手指の消毒に用いる適切な消毒薬はどれか。
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正解は4番
解説
施術者の手指消毒には、皮膚刺激性が比較的少なく殺菌・消毒効果の確実なエタノール(速乾性擦式手指消毒剤など)が適切である。医療従事者や施術者のスタンダードプリコーションにおいて手指衛生の基本となる。
選択肢ごとの解説
- 1. 次亜塩素酸ナトリウムは環境表面や嘔吐物の処理、ノロウイルス等の消毒に用いられるが、強い金属腐食性と皮膚刺激性があるため手指の消毒には不適切である。
- 2. ホルムアルデヒドは強力な殺菌・消毒作用を持つが、強い毒性や発がん性が懸念されるため、現在では手指消毒には用いられない。
- 3. グルタルアルデヒドは高水準消毒薬であり、内視鏡や医療器具の浸漬消毒に用いられるが、毒性が強く皮膚を刺激するため手指消毒には絶対に使用できない。
- 4. 正解。施術者の手指消毒には、皮膚刺激性が比較的少なく殺菌・消毒効果の確実なエタノール(速乾性擦式手指消毒剤など)が適切である。医療従事者や施術者のスタンダードプリコーションにおいて手指衛生の基本となる。
国試ポイント
消毒薬の「用途(手指用、環境用、器具用)」と「適応」の区別を問う問題が頻出である。手指にはエタノール、環境・汚染物には次亜塩素酸ナトリウム、耐熱性器具には高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)が基本となる。
覚え方
手指には「エタノール」、塩素系は「環境・嘔吐物」
対になる知識
施術者の手指や患者の皮膚の消毒にはエタノールやイソプロパノールが適している。これに対し、環境表面や汚染物の消毒には次亜塩素酸ナトリウムが用いられ、手術器具などの滅菌には高圧蒸気滅菌が適用される。
関連知識
結核菌などの感染対策において、食器等は通常の中性洗剤による十分な洗浄でリスク管理上必要十分であり、特殊な消毒薬は原則不要である。一方、ノロウイルス等には次亜塩素酸ナトリウムが有効である。