先天性股関節脱臼の臨床的特徴として正しいのはどれか。
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正解は1番
解説
発育性股関節形成不全(いわゆる先天性股関節脱臼)は、女児に圧倒的に多く発生する。母体からのエストロゲンなどのホルモン移行による靭帯の弛緩性が関与していると考えられており、男児に対する女児の発生率は約5〜6倍と非常に高い特徴があるため、女児に多く見られるという記述が正しい。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。発育性股関節形成不全(いわゆる先天性股関節脱臼)は、女児に圧倒的に多く発生する。母体からのエストロゲンなどのホルモン移行による靭帯の弛緩性が関与していると考えられており、男児に対する女児の発生率は約5〜6倍と非常に高い特徴があるため、女児に多く見られるという記述が正しい。
- 2. 男児に多いなら正しいが、本問の条件では当てはまらない。発育性股関節形成不全は女児に多発し、男児の罹患率は女児に比べて著しく低いため誤り。
- 3. これは手術療法が主体であるという説明。本問の発育性股関節形成不全では保存療法が第一選択であり、リーメンビューゲル装具などを用いた整復・保持が治療の主体となるため誤り。
- 4. 高齢者に多いなら正しいが、本問の条件では当てはまらない。乳児期の発育期に発生・発見される先天性疾患であり、高齢者に特有の疾患ではないため誤り。
国試ポイント
発育性股関節形成不全の好発性別(女児)、リスク因子(胎位異常・家族歴)、および治療法(装具療法が主体)の知識が問われる。
覚え方
発育性股関節形成不全は「女性(女児)」に多い
対になる知識
発育性股関節形成不全は女児に圧倒的に多く発生し、早期発見による装具療法やリーメンビューゲルなどの保存療法が主体となる。これに対し、ペルテス病は大腿骨頭の血流障害による壊死であり男児に多く、先天性筋性斜頸も男児にやや多い。
関連知識
分娩時の胎位異常(特に骨盤位・逆子)や遺伝的要因、家族内発生が発症のリスクを高める。乳児健康診査における股関節の開排制限や、大腿部皮膚溝の非対称性などを確認することが早期発見と適切な治療介入につながる。