病気の解説
ウルリッヒ病
受診の目安
ウルリッヒ病では、生まれた時から泣き声が弱かったり、呼吸がうまくできなかったりします。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、小児科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
ウルリッヒ病は、先天性筋ジストロフィーの一種で、生まれた時から筋力が弱く、関節が固くなったり、手首や手指の関節が過度に柔らかくなる病気です。この病気はⅥ型コラーゲン遺伝子の変異によって引き起こされます。日本では約300人の患者さんが報告されていますが、実際にはもっと多い可能性があります。
主な症状
ウルリッヒ病の患者さんは、生まれた時から泣き声が弱かったり、呼吸がうまくできなかったりします。また、肘や膝の関節が固くて真っ直ぐに伸ばせないことや、手首や手指の関節が非常に柔らかくなりすぎることが特徴です。運動の発達が遅れることが多く、重症の場合は自力で歩けなくなることがあります。10歳頃には歩行ができなくなることが一般的です。
原因
ウルリッヒ病は、Ⅵ型コラーゲン遺伝子の変異によって引き起こされます。この遺伝子の障害がなぜ筋力の低下や関節の問題を引き起こすのかは、現在も研究が進められています。
治療
治療
ウルリッヒ病には根本的な治療法はありませんが、リハビリテーションを通じて関節の固さや背骨の変形を予防し、筋力を保つことが重要です。必要に応じて手術を行ったり、呼吸の状態を定期的にチェックして人工呼吸器を使用することもあります。
経過と生活
予防
ウルリッヒ病の患者さんは、肺炎などの感染症によって急に状態が悪化することがあるため、感染を予防するためのワクチン接種が推奨されます。
経過・予後
ウルリッヒ病は、10歳頃には自力で歩行ができなくなり、10-20歳頃からは呼吸能力が徐々に低下していくことが一般的です。
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出典
参考: 難病情報センター(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。