病気の解説

マールブルグ病

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受診の目安

マールブルグ病が発生している地域に滞在している間、または帰国後(潜伏期間はおおむね2〜21日)に、発熱・頭痛・強いだるさ・筋肉痛などが出たときは、早めに医療機関(内科など)を受診してください。発生地域で患者の血液や体液に触れた、洞窟や鉱山などでコウモリに近づいた、といった心当たりがある場合は特に注意が必要です。

受診の際は、渡航先と接触の状況を医師に伝えてください。初めの症状はほかの多くの感染症と似ており、症状だけで病名は判断できません。

出典:厚生労働省、国立健康危機管理研究機構(JIHS)、WHO

基本

概要

マールブルグ病は、マールブルグウイルスを病原体とするウイルス性の出血熱です。エボラ出血熱と同様に致命率が比較的高いとされ、主な感染経路は接触感染です。1967年に初めて確認され、近年もアフリカで散発的に流行が報告されています。自然宿主と考えられているオオコウモリとの接触や、患者の血液・体液・排泄物などとの接触を通じて人に感染します。

主な症状

潜伏期間はおおむね2日から21日です。主な症状は発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛で、吐き気・嘔吐・下痢・腹痛・けいれん・皮疹がみられることがあります。症状が進むと出血傾向や中枢神経の障害が生じることがあり、重症化するとショックや死亡につながることがあります。致命率は文献により約50%とされることもあります。

原因

病原体はマールブルグウイルスで、フィロウイルス科の1本鎖マイナス鎖RNAウイルスです。ウイルスはエボラウイルスに近縁とされています。

検査と診断

診断

診断には血液や咽頭ぬぐい液、尿、精液などを検体として、ウイルスの分離・同定、遺伝子検出、抗体検出が行われます。

経過と生活

予防

流行地へ渡航する際にはコウモリとの接触に注意します。患者に接触する場面では個人防護具の使用などの接触感染対策が必要です。承認されたワクチンはありません。

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出典

参考: JIHS(旧NIID)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:厚生労働省 タンザニアにおけるマールブルグ病の発生に係る注意喚起について(2023年3月) / 国立健康危機管理研究機構(JIHS)感染症情報提供サイト マールブルグ病 / WHO Fact sheet: Marburg virus disease(2026-10-13 確認)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。