病気の解説
ミオクローヌス
受診の目安
ミオクローヌスの症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、脳神経内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
ミオクローヌスは、筋肉が素早く収縮する状態を指します。軽度のこともあれば重度のこともあり、動きの刺激や突然の音・光などが引き金になることがあります。原因として、肝不全・腎不全・脳炎などの感染・酸素不足・頭部外傷・認知症の一部やアルツハイマー病、クロイツフェルト-ヤコブ病、ハンチントン病、パーキンソン病、進行性核上性麻痺などの病気、または特定の薬剤の過剰摂取が挙げられます。
主な症状
ミオクローヌスは、筋肉の収縮が速かったり遅かったり、リズミカルであったりそうでなかったりします。自発的に起こることもあれば、刺激によって引き起こされることがあります。ときに全身へ波及することもあります。突然驚くと起こることがあるため、驚愕ミオクローヌスと呼ばれることがあります。
原因
原因として、代謝性疾患、酸素欠乏、頭部外傷、脳の病気(レビー小体型認知症、ハンチントン病、パーキンソン病、進行性核上性麻痺、アルツハイマー病、クロイツフェルト-ヤコブ病など)、肝不全・腎不全、ウイルス性の脳の損傷(例:脳炎)、心停止後の脳損傷、薬剤の過剰摂取などが挙げられます。特に特定の薬剤として抗ヒスタミン薬、抗うつ薬の一部、抗菌薬(ペニシリンやセファロスポリン系)などが関与することがあります。
検査と診断
診断
診断は医師の評価に基づきます。原因を調べるため血液検査を含む検査が行われ、腎機能・肝機能・電解質(糖・カルシウム・マグネシウム・ナトリウム)の測定をします。脳の状態を調べるためMRIを用いることがあります。けいれん性疾患の有無を確認するため脳波検査が行われることもあります。
治療
治療
可能な限り原因を正します。原因が薬剤なら使用を中止します。高血糖・低血糖の是正、腎不全には治療を行います。原因を正せない場合には、抗てんかん薬の一部やクロナゼパムなどで症状を和らげることがあります。治療の薬の選択は脳の損傷部位によって異なることがあります。
脳神経内科で扱うほかの病気
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。