病気の解説
乗り物酔い
別名:ブランコ酔い、加速度病、動揺病、映像酔い
受診の目安
乗り物酔いでは、急に現れることがあり、吐き気・嘔吐・腹部の不快感が主なものです。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、整形外科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
乗り物酔いは、移動中に体のバランスを乱す信号を脳が異常に受け取ることで起こる状態です。典型的には吐き気や嘔吐、腹部の不快感、顔色の悪さ、冷や汗などの症状が現れます。めまいや頭痛、疲労感、眠気、集中力の低下なども見られることがあります。症状は急に始まることがあり、乗り物を降りたり停止したりすると徐々に治まることが多いです。長時間の移動では体が揺れに慣れることもあります。
主な症状
症状は急に現れることがあり、吐き気・嘔吐・腹部の不快感が主なものです。顔色が青白くなり、冷や汗をかくこともあります。めまい、頭痛、疲労感、眠気、集中力の低下も起こることがあります。吐き気の前兆として唾液が増えることや、口を大きく開けて空気を多く取り込もうとする動き、息を速く深くする過換気もみられることがあります。症状が長く続くと血圧低下や脱水が起こることがあります。
検査と診断
診断
診断は、症状の内容とそれが起こった状況を医師が確認して行います。
治療
治療
予防や治療には、薬を使わない方法と薬を使う方法があります。薬としてはスコポラミンや抗ヒスタミン薬、制吐薬(オンダンセトロンやグラニセトロンなど)が挙げられます。揺れを感じにくくする工夫として、遠くを水平線のように見る、前方の席を選ぶ、頭や体をあまり動かさない、椅子の背もたれを倒して前を向く、本を読まない、眠る、などがあります。換気を良くする、窓を開ける、空気の入れ替えを行うことも有効とされます。アルコールを避け、脂肪分が少なくさっぱりした食事を少量ずつ摂ることも提案されています。これらの多くは効果が確定しているわけではありませんが、効果を感じる人もいます。
経過と生活
予防
乗り物酔いを予防する方法として、換気を良くする、風通しを良くする、可能であれば新鮮な空気を取り入れること、酒を控える、油っぽい食べ物を避ける、匂いや味の強いものを避ける、デンプン質を中心とした軽めの食事を少量摂る、眠る、頭を動かさず体を安定させるなどの工夫があります。
整形外科で扱うほかの病気
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。