病気の解説
爪甲下角質増殖症
受診の目安
爪甲下角質増殖症では、色は全体的に黄色くくすんだ見え方になることがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、皮膚科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
爪甲下角質増殖症は、爪の下の皮膚の細胞が異常に増えることで起きる病気です。爪床と爪の間に異常な細胞がたまり、爪全体が厚くなったり形が崩れたりします。原因としては、乾癬や水虫(白癬菌)の感染が多く関係しており、これらが原因の場合は自分で削ったり切ったりするだけの対処は難しいと考えられています。
主な症状
爪が通常より分厚くなり、3mm以上厚くなることもあります。先端方向への爪の伸びが緩やかになり、爪の形がガタガタになります。爪は爪床からはがれやすくなり、爪甲剥離症を起こすことがあります。色は全体的に黄色くくすんだ見え方になることがあります。原因となる疾患ごとに、特徴的な症状が全身や指周囲に現れることもあります。
原因
原因として、乾癬や水虫(白癬菌の感染)などが挙げられます。これらの基礎疾患が原因となり、爪の下の皮膚の細胞が刺激を受けて異常な増殖を引き起こします。
病態
爪床と爪の間に異常な細胞が蓄積することで、爪が厚くなり形が崩れ、爪甲剥離が起こることがあります。原因となる疾患の影響で爪下の組織の状態が変化します。
検査と診断
診断
診断は、爪の変化を詳しく観察して行います。必要に応じて、変化を示す爪や爪の下の皮膚の一部を採取し、顕微鏡で調べます。水虫の原因である白癬菌は比較的簡単に検査できます。乾癬が疑われる場合は病理検査など詳しい検査が行われます。
鑑別
この病気は、原因となる疾患が関与している場合が多く、それぞれの基礎疾患に応じた治療が選ばれます。まずは基礎疾患の有無を詳しく調べることが重要です。
治療
治療
乾癬が原因の場合は、ステロイド外用薬やビタミンD3外用薬、レチノイド、シクロスポリンなどの薬が使われるほか、紫外線療法や生物学的製剤が適用となることがあります。水虫が原因の場合は抗真菌薬を用いて治療します。塗り薬だけで効果が弱いことがあり、経過をみながら内服薬を使うこともあります。
経過と生活
予防
治療は基礎疾患の管理とともに行われます。
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出典
参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。