病気の解説
皮膚の乾燥
受診の目安
皮膚の乾燥では、強い乾燥では敏感肌として、少しの刺激でヒリヒリ感やかゆみを感じることもあります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、皮膚科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
皮膚の乾燥とは、皮膚の表面を覆う保護膜や角層の水分を保つ成分が失われ、内部の水分が蒸発して乾燥状態になることです。健康な皮膚は表面がなめらかで弾力があります。乾燥が進むとつっぱり感やかゆみを感じることがあり、ひどくなるとフケのように剥がれ落ちることもあります。皮膚の乾燥はバリア機能の低下につながり、感染症のリスクが高まることもあるため、早めの対処が大切です。
主な症状
皮膚の乾燥は、腕や脚など皮脂腺が少ない部分で起きやすく、カサつきやつっぱり感が特徴です。化粧崩れが起きやすくなったり、にきびの原因になったりすることがあります。強い乾燥では敏感肌として、少しの刺激でヒリヒリ感やかゆみを感じることもあります。ひどいとフケのように剥がれたり、ひび割れたりすることがあります。
原因
乾燥の原因は、皮脂膜・天然保湿因子・角質間脂質であるセラミドなどが失われ、水分が蒸発することです。加齢や空気の乾燥、紫外線のダメージのほか、過度な摩擦・熱いお湯、生活習慣の乱れ、ストレス、アトピー性皮膚炎などの病気が関係することがあります。
検査と診断
診断
診断は主に皮膚の観察と触診で行います。特別な検査は基本的に必要ありませんが、アトピー性皮膚炎など別の病気が関係していると考えられる場合には血液検査などが行われることがあります。
治療
治療
基本的には保湿剤を使って肌に水分を補います。保湿成分として、白色ワセリン・スクワラン・尿素・アミノ酸・ヒアルロン酸ナトリウム・グリセリン・セラミドなどが挙げられます。洗顔後は角層から保湿成分が流れ出やすいので、できるだけ5分以内に保湿を行います。保湿剤を複数使うと効果が上がることが多く、化粧水・美容液・乳液・クリームを組み合わせて塗ると良いとされます。重症例では炎症を抑えるステロイド外用薬や、アレルギー反応を抑える内服薬が必要になることもあります。
経過と生活
予防
環境要因や生活習慣が乾燥の原因になることが多いため、入浴後は早めに保湿を行い、過度な摩擦や熱いお湯を避け、規則正しい生活を心がけることが勧められます。加齢や空気の乾燥など避けられない要因がある場合でも、皮膚に潤いを与える対策を続けることが重要です。
経過・予後
保湿を続けることで状態が改善することが多いとされていますが、個人差があり重症の場合は保湿だけでは改善しないこともあると説明されています。
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出典
参考: 皮膚の乾燥について | メディカルノート(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。