病気の解説
眼球破裂
緊急性の高い症状
目を強くぶつけた後の視力低下や、突然の片目の見えなくなりがあるときは、ただちに眼科または救急を受診してください(時間が勝負です)。
当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。
受診の目安
眼球破裂では、強い目の痛みや出血があり、内容物が漏れ出る“温かい涙”を自覚することもあります。症状が強い・急に悪化する・なかなか治らないときは、早めに眼科を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。
基本
概要
眼球破裂とは、眼球を覆う組織が強い衝撃で破れて、内部の組織が飛び出す外傷のことです。痛みや出血が生じ、視力が急激に低下することがあります。治療では破れた組織を縫い合わせることと感染を防ぐことが中心ですが、視力が元に戻ることは少ないと説明されることがあります。感染や炎症が強いと他方の目にも影響が出やすいため、経過観察が重要とされています。
主な症状
外傷の結果、眼球壁から眼球の内容物が突出することがあります。強い目の痛みや出血があり、内容物が漏れ出る“温かい涙”を自覚することもあります。視力の急激な低下が生じ、適切な治療を行っても回復が難しい場合があります。破れた眼球壁から感染が起こり炎症を生じたり、網膜剥離を伴うこともあります。感染が長引くと反対の目にも炎症が及ぶことがあります。
原因
眼球破裂は外傷によって角膜や強膜が引き伸ばされて破れることで起きます。場面としては交通事故、労働中の事故、スポーツでの他者との接触、けんかなどが挙げられます。
検査と診断
診断
診断は、眼内の感染を防ぐためにも早急な対処が必要です。細隙灯顕微鏡検査などで診断できることがありますが、治療方針を決めるために超音波検査やCT検査で眼球壁や内部の状態を評価します。ガラス片や金属片の混入の有無や眼球周囲の骨損傷の有無を調べるためにも画像検査が重要です。また受傷時には全身の状態を把握する目的で血液検査を行うことがあります。
治療
治療
眼球破裂と診断された場合、異物が入っていれば取り除くことがあります。傷口から眼球の内部が漏れ出るのを防ぐ処置を行い、基本的には傷口を縫う手術が行われます。細菌感染を防ぐために抗菌薬の投与も必要です。さらに、受傷後に網膜剥離などの合併症が生じることがあるため、追加の手術が行われることもあります。
経過と生活
予防
眼球破裂は突起物が目に強くぶつかる外傷が原因です。完全な予防は難しい場面がありますが、コンタクトスポーツなどで他者とぶつかる機会が多い場合は、相手の肘などが目に当たらないよう注意することが挙げられます。
経過・予後
記載された情報では、治療後も視力が完全に元に戻るとは限らないと説明されています。視力回復の程度は個々の状況によります。
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出典
参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。