病気の解説
糖尿病性白内障
受診の目安
糖尿病性白内障では、光の周りに虹のような輪が見える、光を強く感じる、字が読みづらい、暗い場所で見えやすくする工夫が必要、色が黄色がかったり見えにくくなる、軽い視野のかすみや小さな重なりが見えることがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、眼科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
白内障は水晶体の濁りにより視界がかすむなどの症状を引き起こし、検眼や細隙灯顕微鏡で診断します。治療には眼鏡・コンタクトレンズでの矯正や白内障手術と眼内レンズの挿入があり、後発白内障の治療としてレーザーで嚢内に小孔を開ける方法が一般的です。予防として紫外線カットのサングラス、禁煙・禁酒・糖尿病の血糖コントロール、ビタミンを含む食品摂取などが挙げられています。
主な症状
初期の症状として、光の周りに虹のような輪が見える、光を強く感じる、字が読みづらい、暗い場所で見えやすくする工夫が必要、色が黄色がかったり見えにくくなる、軽い視野のかすみや小さな重なりが見えることがあります。白内障自体は痛みを伴うことは少ないですが、まれに眼圧が上がって痛みを伴うことがあります。
検査と診断
診断
診断には医師の検眼と細隙灯顕微鏡検査が用いられ、水晶体の濁りの程度や位置を詳しく観察します。検眼鏡による診察と細隙灯検査で、白内障の正確な場所と光の遮り具合を把握します。
治療
治療
視力が大きく低下するまで待つこともあり、その間は眼鏡やコンタクトレンズで矯正します。光のぎらつきを抑えるために、明るい場所でのサングラスや、肩越しの照明などの工夫も役立ちます。白内障が小さく中央部にある場合は、瞳孔を広げる薬が使われることがあります。必要となった場合には手術で白内障を取り除き、眼内レンズを挿入します。
経過と生活
合併症
白内障手術後の重大な合併症はまれですが、感染・出血・眼圧の上昇・網膜の腫れや剥離、糖尿病網膜症を持つ人で視力低下が生じることがあります。後発白内障が起きることがあり、手術後数カ月から数年後に現れます。後発白内障にはレーザーで濁りを取り除く治療が一般的です。
予防
紫外線を防ぐコーティング付きサングラスを日常的に使用すること、禁煙・飲酒の控え目、糖尿病の血糖コントロール、ビタミンC・ビタミンA・カロチノイドを含む食品の摂取が役立つとされます。これらのビタミンを含むサプリの予防効果は確定していません。更年期以降のエストロゲン補充が予防に役立つ可能性があるとされますが、これだけの目的で使用すべきではありません。長期のステロイド使用は医師と相談します。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。