病気の解説
解離性同一症
受診の目安
解離性同一症では、頭痛や気分の落ち込み、自分を傷つける行為、自分が自分でないように感じる感覚などもみられることがあります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、精神科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
解離性同一性障害(解離性同一症)は、1人の人に2つ以上の人格(別の思考や性格の流れ、記憶、意識の体験)が現れる状態です。日常生活の支障や記憶の欠如がみられることがあります。
主な症状
主な症状には、健忘や複数の人格の出現が挙げられます。記憶が抜け落ちたり、別の人格が現れたりすることがあります。頭痛や気分の落ち込み、自分を傷つける行為、自分が自分でないように感じる感覚などもみられることがあります。別の人格の声を聞く、幻覚を感じることがある場合もあります。
原因
この障害の原因ははっきりとは分かっていません。幼少期のトラウマ体験や遺伝的要因、現在のストレスが関与していると考えられています。特に幼い頃の虐待が関連する可能性が指摘されています。
病態
解離は、強い苦痛から身を守るために自分の記憶や感覚を切り離す無意識の現象と説明されることがあります。解離性同一性障害はこの解離が続く状態と考えられています。
リスク因子
5〜6歳以前の虐待などのトラウマ体験が関連することがあると示されています。現在もストレスを受けていると、症状の経過に影響する可能性があります。
治療
治療
治療は主に精神療法です。安全の確保と医師との信頼関係を大切にします。過去のトラウマへの対処や感情の安定化を目的とした治療が行われ、状況により入院が検討される場合もあります。薬物療法は直接的な治療薬としては一般的ではなく、不安や抑うつなどの併存症状を緩和する目的で使われることがあります。子どもには遊戯療法が取り入れられることがあります。
経過と生活
経過・予後
大人になり穏やかな生活を送る中で症状が改善することがあるとされています。特に解離の症状は子どもに起きやすく、成人すると軽くなる傾向があると考えられています。
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出典
参考: 解離性同一性障害(解離性同一症)とは?特徴・治療法・相談先を解説【精神科医監修】【LITALICO発達ナビ】(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。