病気の解説

頸動脈狭窄症

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緊急性の高い症状

次の症状が突然起きたときは、脳卒中の可能性があります。すぐに119番通報してください。自分で運転して受診しないでください。

  • 顔・腕・脚の片側の力が入らない、しびれる
  • ろれつが回らない、言葉が出ない・理解できない
  • 急に見えにくくなる
  • 急にふらついて歩けない、めまいがする
  • 原因のわからない突然の激しい頭痛

症状が出始めた時刻を覚えておくと治療に役立ちます。

出典:CDC(米国疾病予防管理センター)Signs and Symptoms of Stroke

当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。

受診の目安

頸動脈狭窄症は、狭くなり方が強くなるまで症状が出ないことが多い病気です。次のようなときは医療機関(脳神経外科など)に相談してください。

  • 検査で首の血管(頸動脈)が狭いと言われた
  • 手足の動かしにくさ、話しにくさ、見えにくさなどが短時間だけ起こって治まった(一過性脳虚血発作の可能性があり、治まっても早めに受診が必要です)

症状だけで病名は判断できません。すでに治療中の方は自己判断で中断しないでください。

出典:MedlinePlus(米国国立医学図書館)Carotid Artery Disease、CDC(米国疾病予防管理センター)Signs and Symptoms of Stroke、国立病院機構呉医療センター 脳神経外科

基本

概要

頸動脈が左右の首を通って脳へ血液を送る構造です。頸部頸動脈の内側に脂肪分がたまることで内腔が狭くなると、脳へ血液が十分に行き渡らず脳梗塞を起こすことがあります。狭窄が見つかったときは、無症状のうちや軽い症状のうちに治療を考えることがあります。

主な症状

そのため、症状に関する記述は省略します。

原因

頸動脈狭窄は動脈硬化が進むと起こります。動脈硬化は血管の内側に脂肪分などのカスがたまり、頸部頸動脈の内腔が狭くなることです。

病態

動脈硬化により頸部頸動脈の内腔が狭くなり、脳へ血液が行きにくくなることがあります。はがれたカスが脳の血管で詰まると脳梗塞を引き起こす可能性があります。

リスク因子

高血圧・高脂血症・糖尿病といった動脈硬化の危険因子をコントロールすると良いと考えられています。喫煙は動脈硬化を進めるとされています。

検査と診断

検査

したがって、検査の記述は省略します。

治療

治療

治療はまず内科的治療を行い、狭窄が強い場合やカスがはがれやすいと判断されれば外科的治療を検討します。内科的治療には動脈硬化の危険因子の治療と抗血小板薬の使用が含まれます。外科的治療には頸動脈内膜剥離術(CEA)と頸動脈ステント留置術(CAS)があります。

使われる薬

高血圧・高脂血症・糖尿病の治療と、狭窄が進行した方には抗血小板薬を使用することがあります。

手術・処置

外科的治療として、CEA(頸動脈内膜剥離術)とCAS(頸動脈ステント留置術)があります。CEAでは頸動脈を露出してカスを取り除き、 CASでは大腿動脈からカテーテルを入れて狭い部分を拡げ、ステントを置きます。

経過と生活

合併症

狭窄が進むと脳へ血液が不足したり、血管内で詰まりが起きて脳梗塞になることがあります。脳梗塞は後遺症として半身の麻痺や言語障害などを引き起こすことがあります。

生活上の注意

生活習慣の改善として、塩分・脂肪・糖分の取りすぎに注意し、適度な運動を心掛け、喫煙を避けることが推奨されています。ストレスや睡眠不足、過労を避けることも大切です。

予防

動脈硬化を進行させないことが予防につながるとされています。高血圧・高脂血症・糖尿病の治療、禁煙、適切な食事・運動、睡眠・ストレス管理が挙げられています。狭窄が強い場合には手術を検討することがあります。

経過・予後

狭窄が見つかった場合、内科的治療が始まり、場合によっては手術を追加することがあります。

経過・予後

手術はほぼ安全に行えるとされていますが、個人差があり合併症の危険性があると述べられています。

その他

初期症状

そのため、早期症状に関する記述は省略します。

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出典

参考: 済生会 症状別病気解説(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:MedlinePlus Carotid Artery Disease / CDC Signs and Symptoms of Stroke / 国立病院機構呉医療センター 脳神経外科(頸部内頚動脈狭窄症の研究に関するお知らせ)(2026-10-13 確認)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。