病気の解説
鼻疽・類鼻疽
受診の目安
鼻疽・類鼻疽では、鼻疽の症状は、急性感染から慢性の潜伏感染まで多岐にわたります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、感染症内科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
鼻疽と類鼻疽は、いずれも人獣共通感染症であり、特定の細菌によって引き起こされます。鼻疽は鼻疽菌(Burkholderia mallei)によって、類鼻疽は類鼻疽菌(Burkholderia pseudomallei)によって感染します。これらの細菌は、主に熱帯・亜熱帯地域に分布しており、特に馬やロバに感染しやすいですが、時には人にも感染することがあります。これらの病原体は、過去に生物兵器としての研究が行われたことがあり、感染症法では4類感染症に分類されています。診断が確定した場合、直ちに保健所への届出が必要です。
主な症状
鼻疽の症状は、急性感染から慢性の潜伏感染まで多岐にわたります。急性感染の場合、1~14日間の潜伏期を経て発症し、局所的な症状として創部感染や潰瘍、膿瘍を伴うリンパ節炎、鼻粘膜の潰瘍、多関節炎、肺炎、肺膿瘍などが見られます。また、全身感染が進行すると、壊死性の皮膚発疹が現れることもあります。類鼻疽では、急性・慢性、局所性・全身性などさまざまな感染形態があり、特に菌血症型や急性敗血症型では高熱や悪寒、ショックなどの重篤な症状が現れることがあります。
原因
鼻疽は鼻疽菌(Burkholderia mallei)によって引き起こされ、類鼻疽は類鼻疽菌(Burkholderia pseudomallei)によって引き起こされます。鼻疽菌は主に馬やロバに感染し、類鼻疽菌は土壌や水中に生息し、環境中で長期間生存することができます。これらの細菌は、感染源として動物や環境が関与しており、特に熱帯・亜熱帯地域での自然感染が見られます。
検査と診断
検査
鼻疽や類鼻疽の診断には、血液や喀痰、膿分泌物などの検体を用いて、培養による菌の分離・同定が行われます。血液検査では軽度から中等度の白血球数の増加が見られることがありますが、特有の生化学的所見は認められません。画像検査では、胸部X線で肺炎や結節、浸潤影などが確認されることがあります。また、類鼻疽では無症候性の肺感染が発見されることもあります。
治療
治療
鼻疽や類鼻疽の治療は、抗菌薬の投与が基本となります。特に、急性敗血症型や菌血症型では、早期の治療が重要です。適切な治療を受けることで、予後が改善される場合がありますが、重症化すると致死率が高くなることもあります。治療の選択肢については、医療機関での診断と指導が必要です。
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出典
参考: 詳細ー鼻疽・類鼻疽 – バイオテロ対応ホームページ(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。