病気の解説
アルファ1-アンチトリプシン欠乏症
受診の目安
アルファ1-アンチトリプシン欠乏症では、労作時の呼吸困難、慢性的な咳、痰の排出があります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、内分泌・代謝内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
アルファ1-アンチトリプシン欠乏症は、血中のα1-アンチトリプシン(AAT)が不足することで発症する病気です。この病気により、若年者でも肺気腫が生じ、労作時の呼吸困難や咳、痰といった症状を伴う慢性閉塞性肺疾患(COPD)を引き起こすことがあります。また、気管支拡張症や肝臓の障害、皮下脂肪織炎などの症状も見られることがあります。
主な症状
アルファ1-アンチトリプシン欠乏症の主な症状には、労作時の呼吸困難、慢性的な咳、痰の排出があります。病気が進行すると、肺機能が低下し、酸素療法が必要になることもあります。これらの症状は、特に運動時に顕著になることが多いです。
原因
この病気の原因は、遺伝的な要因によって血中のα1-アンチトリプシンが欠乏することです。AATが減少すると、タンパク質分解酵素の働きが優位になり、特にエラスターゼという酵素が肺胞を構成するエラスチンを破壊し、肺気腫を引き起こすと考えられています。
検査と診断
検査
アルファ1-アンチトリプシン欠乏症の診断には、血液検査が用いられます。この検査では、血中のα1-アンチトリプシンの濃度を測定し、欠乏の程度を確認します。また、肺機能検査や画像診断も行われ、COPDや肺気腫の状態を評価することが重要です。
治療
治療
この病気の治療には、まずタバコや有害な粒子の吸入を避けることが重要です。COPDが発症している場合は、インフルエンザワクチン接種などの感染予防や、運動療法、栄養療法が推奨されます。病状に応じて、気管支拡張剤や酸素療法、補助換気療法、外科療法が選択されることがあります。また、重症の場合は肺移植が考慮されることもあります。
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出典
参考: α1-アンチトリプシン欠乏症(指定難病231) – 難病情報センター(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。