病気の解説

インスリノーマ

まず相談する診療科内分泌・代謝内科
この解説の項目5項目

受診の目安

インスリノーマでは、低血糖に伴う症状として、気が遠くなる、筋力低下、振戦、動悸、発汗、神経過敏、強い空腹感などがあります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、内分泌・代謝内科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。

基本

概要

インスリノーマは血糖値が下がる低血糖を起こす病気です。低血糖のときには、気が遠くなる感じや手足のふるえ、動悸、発汗、空腹感などの症状が現れ、頭痛や混乱、視覚の乱れなどもみられることがあります。低血糖が長く続くと意識を失ったり、けいれんが起きたりすることもあります。

主な症状

低血糖に伴う症状として、気が遠くなる、筋力低下、振戦、動悸、発汗、神経過敏、強い空腹感などがあります。頭痛や錯乱、視覚障害、不安定感、行動や思考の変化も起こることがあります。低血糖が続くと意識を失うことがあります。

検査と診断

診断

診断には血液検査と画像検査が用いられます。症状が出ているときの絶食状態で血糖値とインスリン値を測定し、血糖値が低くインスリン値が高い場合にインスリノーマが疑われます。通常は入院して48時間、場合によっては72時間ほどの絶食とモニタリングを行います。血糖値とインスリン値が特定できたら、腫瘍の位置を探すためにCT検査や超音波内視鏡検査、PET検査などが行われることがあります。ときには試験開腹が行われることもあります。

治療

治療

治療の中心は手術による腫瘍の切除です。完全に切除できれば治癒する可能性が高いとされています。もし腫瘍が完全に取り切れず症状が続く場合は、ジアゾキシドやオクトレオチド、ランレオチドなどの薬が血糖値の低下を抑えるのに役立つことがあります。場合によっては化学療法が腫瘍のコントロールに用いられることがあります。

内分泌・代謝内科で扱うほかの病気

出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。