病気の解説
バルトリン腺炎
別名:バルトリン腺嚢胞
受診の目安
バルトリン腺炎では、嚢胞は痛みがなくても気づくことがあり、嚢胞の大きさが増すと圧迫感や痛みが生じることがあります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、産婦人科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
バルトリン腺嚢胞は、バルトリン腺が詰まることで腟口の外側近くにしこりができる状態です。嚢胞は痛みがないこともありますが、腫大すると圧迫感や痛みを感じることがあり、座る・歩く・性行為などの日常動作に影響することがあります。嚢胞が感染して膿瘍になると、強い痛みや発熱などの症状が現れることがあります。
主な症状
嚢胞は痛みがなくても気づくことがあり、嚢胞の大きさが増すと圧迫感や痛みが生じることがあります。膿瘍になると強い痛みが出るほか、発熱や皮膚の赤み、排出されるおりものがみられることがあります。座る・歩く・性行為がつらくなる場合があります。
検査と診断
診断
医師は外陰部の診察を行い、必要に応じて生検を含む検査をします。嚢胞が大きくなる、痛みがある、発熱がある、外陰部の見た目で感染が疑われる場合には診察で判断します。分泌物があれば検査に出すことがあり、膿瘍がある場合は膿汁の培養を行うことがあります。嚢胞や膿瘍ががんと疑われる場合には、嚢胞のサンプルを採取して検査することがあります。
治療
治療
軽い場合は自宅で温坐浴を行い、患部を温水に浸します。嚢胞が大きい、痛みが強い、膿瘍がある、再発の疑いなどがある場合は医師の診察を受けます。膿瘍では排膿を行います。嚢胞が再発したりがんが疑われる場合は外科的切除が検討されます。自宅治療としては、浴槽に5〜8センチ程度の湯をはり、10〜15分間1日2回浸す方法があります。数日で嚢胞が消失しなければ受診します。
手術・処置
嚢胞内の液体を排出する処置が行われることがあります。手術では局所麻酔を使い、以下のいずれかを行うことがあります。カテーテル留置は嚢胞を小さく切開し、先端にバルーン付きチューブを挿入。4〜6週間留置して永久的な開口部を形成します。造袋術は嚢胞を小さく切開して創を縫合・整形する方法です。膿瘍では排膿後に再発予防として永久的な開口部を作る造袋術が選択されることがあります。
経過と生活
予防
本情報では、再発予防に関する具体的な予防法は記載されていません。嚢胞や膿瘍が再発した場合は外科的処置が検討されます。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。