病気の解説
ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群
ぶどうきゅうきゅうせいねっしょうようひふしょうこうぐん
受診の目安
とびひ(伝染性膿痂疹)の原因と同じブドウ球菌の毒素によって起こる病気です。皮膚がやけどのようにむけてきたときは、早めに医療機関(皮膚科・小児科など)を受診してください。
- 乳児や小さな子どもに起こりやすい病気です。
- 早く見つけて抗菌薬による治療を始めれば、重くなるのを防ぎやすいとされています。
症状だけで病名は判断できません。気になるときは医療機関で診察を受けてください。
出典:日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「とびひ」、MedlinePlus「Staphylococcal Infections」
基本
概要
ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群は、ブドウ球菌感染症の後に皮膚が剥がれる病気です。特に幼児に多く見られますが、成人にも発生することがあります。感染が始まると、皮膚に痛みを伴う赤みや水疱ができ、皮膚が剥がれやすくなります。
主な症状
この症候群の症状は、膿痂疹などのブドウ球菌感染症が発症した後に始まります。新生児ではおむつの部分やへその緒の周りに、年長の小児では顔に、成人では体のどの部分にも症状が現れることがあります。皮膚は赤くなり、痛みを伴い、水疱ができて剥がれ始めます。
検査と診断
診断
診断は、皮膚の剥離の外観を基に行われます。明らかなブドウ球菌感染症が見られない場合は、皮膚からサンプルを採取して検査を行うことがあります。
治療
治療
治療には抗菌薬が用いられ、最初は静脈から投与され、その後経口に切り替えられます。重度の症状がある場合は、熱傷と同様の治療が行われ、皮膚を保護するために保湿剤が役立つことがあります。
経過と生活
経過・予後
迅速に診断し治療を行うことで、ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群によって命に関わることはまれです。皮膚は通常、治療開始後5~7日以内に再生し、治癒します。
皮膚科で扱うほかの病気
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「とびひ」Q13 SSSSとは何ですか? / MedlinePlus: Staphylococcal Infections(2026-10-13 確認)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。