病気の解説
二次性赤血球増加症
受診の目安
二次性赤血球増加症では、赤血球数の増加により血液の粘度が高くなり、頭痛・めまい・顔のほてり・倦怠感・高血圧などの症状が現れやすくなります。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、血液内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
二次性赤血球増加症は、生活習慣や病気が原因で赤血球の数が増える病気です。絶対的赤血球増加症に分類され、相対的赤血球増加症とは別のタイプです。高地での滞在や過度の喫煙、肺の病気、腎がんなどの腫瘍が原因でエリスロポエチンというホルモンの濃度が上がり、赤血球が過剰に作られます。赤血球が多くなると血液の粘度が高くなり、頭痛やめまいなどの症状が現れやすくなります。血栓ができると脳梗塞や心筋梗塞を起こすことがあります。診断後は、原因となる病気の治療が行われます。
主な症状
赤血球数の増加により血液の粘度が高くなり、頭痛・めまい・顔のほてり・倦怠感・高血圧などの症状が現れやすくなります。脳や心臓の血管で血栓が生じると脳梗塞や心筋梗塞を発症することがあります。
原因
低酸素状態となる肺の病気や過度の喫煙、高地での滞在などにより赤血球を増やそうとする反応が起きます。また腎がんなどの腫瘍組織がエリスロポエチンを産生することも原因になります。
検査と診断
検査
血液検査で赤血球数やエリスロポエチン濃度を確認します。脱水による相対的な赤血球増加の場合は電解質の異常が参考になることもあります。基準として、男性は赤血球数600万/μL以上、ヘモグロビン濃度18 g/dL以上、ヘマトクリット値55%以上のいずれか、女性は赤血球数550万/μL以上、ヘモグロビン濃度16 g/dL以上、ヘマトクリット値50%以上のいずれかを用います。
診断
赤血球増加が疑われた場合には、相対的赤血球増加症との鑑別や他の原因による絶対的赤血球増加症の鑑別を行います。これまでの病歴や喫煙歴の確認、身体検査、血液検査、画像検査が行われます。
治療
治療
原因となる病気の治療が中心です。腫瘍がエリスロポエチンを過剰産生している場合は腫瘍の摘出などが考慮されます。喫煙が原因なら禁煙も必要です。症状が重く日常生活に支障がある場合には、増加した赤血球を減らす瀉血療法が行われます。瀉血療法は1回200~400 mLの血液を採取します。さらに、血栓性疾患の予防としてアスピリンなどの抗血小板薬が使われることもあります。
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出典
参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。