病気の解説
免疫性血小板減少症
受診の目安
免疫性血小板減少症では、出血の有無や出血しやすさは人それぞれです。症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、血液内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
免疫性血小板減少症は、血液の中の血小板が減ってしまう病気です。出血の症状があらわれるかどうかは個人差があり、血小板数だけで治療を判断することはありません。治療の有無や方法は、出血の有無や日常生活の要因を総合的に考えて決められます。急性と慢性の2つの経過があり、年齢や妊娠などの状況によっても変わることがあります。定期的な検査と、主治医の指示に従うことが大切です。出典の記載には、血小板数が5万以上あれば出血の危険は少なくなること、治療には副作用があること、ピロリ菌の除菌が血小板数に影響を与える可能性があることなどが含まれています。
主な症状
出血の有無や出血しやすさは人それぞれです。あざや歯ぐきからの出血などが現れる場合もあれば、症状が少ないこともあります。血小板数が少なくてもすぐに治療が必要とは限らず、経過観察が選択されることもあります。
原因
この病気は血小板を減らす抗体の働きにより血小板が減少します。薬の副作用や他の病気が原因となることもあります。
病態
血小板を減らす自己抗体が血小板の数を減少させます。治療はこの機序を直接治すものではなく、出血を防ぐことを目的として行われます。
リスク因子
出血を起こしやすい状態や外力の影響があるときには治療を検討します。妊娠中の管理や年齢に応じた経過など、個別の状況を踏まえます。
検査と診断
検査
血小板数の検査を定期的に行い、出血症状や状況を総合的に評価します。
診断
診断は血小板減少の状態と他の病気を除外して判断します。治療の判断は血小板数だけでなく、出血傾向や日常生活の要因とともに考えます。
鑑別
血小板数が減少する他の病気を除外してから免疫性血小板減少症が疑われます。
治療
治療
治療の決定は出血の有無や生活への影響を含めた総合的な判断で行います。血小板数が3万/μL以上で経過観察となることもあります。治療には副作用のリスクがあるため、主治医とよく相談します。ピロリ菌の検査が未実施なら確認を勧められることがあります。
使われる薬
ステロイドは副作用がある薬で、必要性と副作用のバランスを考えて使用します。長期使用が必要な場合には他の薬剤の検討もあります。妊娠中の薬の使用は個別に判断されます。
経過と生活
合併症
血小板が減った状態での出血が問題になることがあります。妊娠・分娩時には出血の危険が増える場合があるため、適切な治療調整が必要になることがあります。
生活上の注意
治療を開始するかどうかは、出血のリスクや日常生活の要因を総合的に判断します。過度な運動や外傷を避けるなど、生活上の注意点は主治医と相談して決めます。
予防
この病気の予防薬はなく、定期的な検査と出血の有無の観察が中心となります。
経過・予後
急性と慢性の経過があり、年齢や妊娠などの状況で経過が異なります。自然軽快や治療で寛解する例もあるため、個々の経過を見守ります。
経過・予後
寛解に至る例がある一方で経過は個人差が大きく、治療方針は出血のリスクと生活に合わせて決定されます。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。