病気の解説
再生不良性貧血
別名:AA、低形成貧血
受診の目安
次のような症状が続くときは、医療機関(内科・血液内科など)を受診し、血液検査を受けてください。
- 疲れやすい、めまい、動悸、息切れ、顔色が青白いなど貧血を思わせる症状
- あざができやすい、鼻血や歯ぐきからの出血が止まりにくい
- 熱が出るなど感染症にかかりやすい
治療中・経過観察中の方は、症状が落ち着いていても定期的な血液検査を続けてください。めまい・息切れ・動悸が強くなったときや、発熱時の連絡・受診の方法は、あらかじめ主治医に確認しておきましょう。抜歯などの歯科治療の際は、血小板が少ないことを歯科医に伝えてください。
症状だけで病名を判断することはできません。気になる症状があれば医療機関で診察を受けてください。
出典:難病情報センター:再生不良性貧血(指定難病60)、MedlinePlus: Aplastic Anemia
基本
概要
再生不良性貧血は、体内の血液細胞が減少する病気です。これにより、貧血や感染症、出血のリスクが高まります。
主な症状
再生不良性貧血の症状は、数週間から数カ月かけて徐々に現れます。貧血になると、疲れやすくなったり、力が入らなくなったりし、顔色が青白くなることがあります。また、白血球が減ると感染症にかかりやすくなり、血小板が減るとあざができやすくなったり、出血しやすくなることがあります。
検査と診断
診断
再生不良性貧血の診断には、血液検査と骨髄検査が行われます。貧血の症状がある場合、まず血液検査を行い、すべての血液細胞が減少していることが確認されると、次に骨髄検査が実施されます。骨髄サンプルを顕微鏡で調べ、骨髄細胞の急激な減少が見られれば、再生不良性貧血と診断されます。
治療
治療
再生不良性貧血の治療には、輸血と幹細胞移植があります。重度の場合は、早急に治療を始める必要があります。輸血により赤血球や血小板を補充し、増殖因子を投与することで一時的に血液細胞を増やすことができます。また、造血幹細胞移植はこの病気を根治する可能性があるため、一般的に行われる治療法です。移植ができない場合は、免疫系を抑制する薬を使って骨髄幹細胞の再生を促します。
再生不良性貧血と関係する症状
症状のページでは、同じ症状が出るほかの病気や受診の目安も確認できます。
血液内科で扱うほかの病気
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:難病情報センター:再生不良性貧血(指定難病60) / MedlinePlus: Aplastic Anemia(2026-10-13 確認)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。