病気の解説
口唇ヘルペス
受診の目安
口唇ヘルペスでは、口唇ヘルペスが起こると、唇の周囲にピリピリした痛みや違和感が現れ、その後、赤みと水ぶくれが集まった皮疹が出ます。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、感染症内科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
口唇ヘルペスは、単純ヘルペノウイルスによる感染症です。皮膚や唇の粘膜に触れることで人から人へ感染します。初感染は多くの人で症状が出ず、発熱や倦怠感がみられる場合もあります。初感染後もウイルスは神経節に潜伏し、疲れやストレス、睡眠不足、長時間の紫外線などの刺激で再発しやすくなります。
主な症状
口唇ヘルペスが起こると、唇の周囲にピリピリした痛みや違和感が現れ、その後、赤みと水ぶくれが集まった皮疹が出ます。水ぶくれには中心のへこみが特徴です。大人になって初めて感染すると強い症状が出ることがあります。アトピー性皮膚炎の人で初感染すると全身症状が重くなることもあります。
検査と診断
診断
診断は主に見た目の症状をもとに行います。必要に応じて、ウイルスの存在を調べる検査としてTzanuck法、血液検査(ペア血清)、迅速検査キットなどが使われることがあります。場合によっては他の病気と区別するための検査を組み合わせます。
治療
治療
症状が軽い場合は経過観察で済むこともあり、軽症では外用の抗ウイルス薬を使います。痛みが強い場合や早く治したい場合には内服の抗ウイルス薬を5日間使うことがあります。再発しやすい場合には予防的に内服する治療や、初期段階での内服治療を行うことがあります。内服時は水分を多めに摂り、腎機能に合わせて量の調整が必要なことがあります。重い症状の場合は速やかに医療機関を受診します。
経過と生活
予防
感染している人の患部に触れない、タオルや食器を共有しない、強い紫外線を避ける、睡眠や栄養をとって疲労をためないといった基本的な生活習慣が発症の予防につながると説明されています。
感染症内科で扱うほかの病気
出典
参考: 済生会 症状別病気解説(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。