病気の解説

地図状舌

別名:地図舌

まず相談する診療科歯科・口腔外科
この解説の項目7項目

受診の目安

  • 舌の表面に、赤くつるっとした部分と白っぽいふちどりが地図のような模様をつくり、気になるとき
  • 食べ物がしみる、ヒリヒリする、味がわかりにくいなどの症状があるとき
  • 白い部分や赤い部分が長く同じ場所に残る、形が変わらないなど、いつもと違う様子があるとき

相談先は歯科・口腔外科です。舌の変色や模様にはいろいろな原因があり、見た目だけで病名を決めることはできません。

基本

地図状舌とは

地図状舌は、舌の表面にある細かな突起(乳頭)が部分的になくなり、赤い部分と白っぽい部分がまだらに入り混じって、地図のような模様に見える状態です(MSDマニュアル家庭版)(日本医事新報)。医学的には「良性移動性舌炎」とも呼ばれ、模様の位置や形が移り変わっていくのが特徴です(MSDマニュアル家庭版)(日本医事新報)。害のない良性の状態とされます(MSDマニュアル家庭版)。

主な症状

  • 見た目:赤くなめらかな部分が、白や黄色がかった盛り上がったふちに囲まれ、不規則な模様をつくります(MSDマニュアル家庭版)(日本医事新報)。
  • 移り変わり:模様の場所や形は日によって変わり、時間とともに別の場所へ移っていきます(日本医事新報)(MSDマニュアル家庭版)。
  • 自覚症状:多くの場合、痛みなどの症状はありません。ときに食べ物がしみて痛んだり、味の感じ方が変わったりすることがあります(MSDマニュアル家庭版)(日本医事新報)。

舌の表面に深い溝ができる「溝状舌」を一緒に伴うことがよくあります(MSDマニュアル家庭版)。

原因・なりやすい要因

はっきりした原因はわかっていません。ストレス、ビタミン不足、体質(遺伝)などが関わっている可能性が考えられています(日本医事新報)。子どもや若い女性に多いとされ(日本医事新報)、女性に多い一方で、喫煙する人には少ないことが知られています(MSDマニュアル家庭版)。

治療

治療

症状がなければ、治療の必要はないとされます(MSDマニュアル家庭版)(日本医事新報)。痛みやしみる感じがある場合には、次のような対症療法が行われることがあります。

  • うがい薬:炎症を和らげるうがい薬が使われることがあります(日本医事新報)。
  • 口の中に塗る薬:痛みがある場合、ステロイドを含む口腔用の塗り薬が使われることがあります(日本医事新報)(MSDマニュアル家庭版)。
  • ビタミン剤:ビタミン不足がある場合には、ビタミンを補う飲み薬が検討されます(日本医事新報)。

日常生活の注意・セルフケア

医療機関から指示がある場合は、そちらを優先してください。

  • 食べ物がしみるときは、辛いものなど刺激の強い食べ物を控えます(日本医事新報)。
  • 口の中を清潔に保ちます(日本医事新報)。
  • アルコールを含むうがい液は刺激になることがあるため、刺激の少ないうがい液や歯みがき剤を選びます(日本医事新報)。

経過と生活

経過

模様は場所を変えながら現れたり目立たなくなったりをくり返し、長い期間続くことがあります(MSDマニュアル家庭版)。良性の状態で、多くは治療をしなくても日常生活に支障はないとされます(MSDマニュアル家庭版)(日本医事新報)。

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出典

MSDマニュアル家庭版「舌の変色およびその他の変化」 / 日本医事新報「地図状舌」(東京歯科大学 口腔腫瘍外科学講座)
内容の確認日:2026-10-13(次回確認予定 2027-04-13)。複数の公的情報源の事実をもとに medimichi が独自にまとめています。

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。