病気の解説
心サルコイドーシス
緊急性の高い症状
意識を失った(失神した)、または気を失いそうになったときは、脈が極端に遅くなる・乱れるなどの危険な不整脈のおそれがあります。すぐに医療機関を受診してください。
当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。
受診の目安
心サルコイドーシスは、心臓に炎症の塊ができて、脈の乱れ(不整脈)や心臓のポンプの働きの低下を起こすことがある病気です。健康診断などの心電図の異常で見つかることもあります。
- 心電図の異常を指摘されたとき、動悸や脈の乱れを感じるときは、循環器内科を受診してください。
- 動くと息切れがする、足がむくむ、疲れやすいといった症状が続くときも、早めに相談してください。
- サルコイドーシスと診断されている方は、症状がなくても定期的に心電図などで心臓を調べてもらうことが大切です。治療は循環器内科と呼吸器内科などが協力して行います。
症状だけで病名は判断できません。治療中の方は、薬を自己判断で中止しないでください。
出典:難病情報センター、NHLBI(米国国立心肺血液研究所)
基本
概要
心サルコイドーシスは、サルコイドーシスの一形態で、心臓に影響を及ぼす病気です。サルコイドーシスは、体内のさまざまな部位に肉芽腫と呼ばれる炎症性の細胞の塊ができる疾患で、心臓に影響が出ることがあります。多くの場合、症状がないこともありますが、時には心臓の機能に影響を与えることがあります。
主な症状
心サルコイドーシスの症状は、患者によって異なります。まったく症状が見られない場合もありますが、進行しない軽い症状が現れることが一般的です。症状が出る場合、心臓の機能に関連した問題が考えられます。
検査と診断
診断
心サルコイドーシスの診断には、胸部画像検査や生検が用いられます。医師は、リンパ節の腫れや胸部X線検査、CT検査での異常を確認し、サルコイドーシスを疑います。診断を確定するためには、影響を受けた臓器の組織サンプルを顕微鏡で観察する必要があります。
治療
治療
心サルコイドーシスの治療は、症状の有無によって異なります。多くの場合、治療は必要ありませんが、痛みや発熱がある場合には非ステロイド系抗炎症薬が使用されることがあります。症状が重い場合には、コルチコステロイドが用いられることがあります。
経過と生活
経過・予後
心サルコイドーシスの予後は、患者によって異なります。肺のサルコイドーシスでは、多くの患者が自然に改善することがありますが、心サルコイドーシスの場合も同様に、症状が軽い場合は良好な経過をたどることが期待されます。ただし、重度の心臓の障害が進行することもあるため、注意が必要です。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
受診の目安の出典:難病情報センター:サルコイドーシス(指定難病84) / NHLBI: Sarcoidosis — Symptoms(2026-10-13 確認)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。