病気の解説
慢性肉芽腫症
受診の目安
慢性肉芽腫症の症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、リウマチ・膠原病内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
慢性肉芽腫症は、主に小児期に症状が現れる遺伝性の疾患です。この病気では、皮膚や肺、リンパ節、口、鼻、尿路、腸などに慢性感染症が起こります。時には骨に感染が生じることもあり、肛門周辺や肺、肝臓に膿瘍ができることがあります。リンパ節が腫れ、皮膚が破れると膿が出ることもあります。また、肝臓や脾臓が大きくなることや、小児の成長が遅れることもあります。
検査と診断
診断
慢性肉芽腫症の診断には、血液検査が行われます。この検査では、微生物に対する食細胞の活性を測定します。また、特定の遺伝子変異があるかどうかを調べる遺伝子検査が行われることもあります。
治療
治療
慢性肉芽腫症の治療には、感染症を予防・治療するための抗菌薬や抗真菌薬が使われます。特に、トリメトプリム/スルファメトキサゾールという抗菌薬を生涯にわたり定期的に服用します。また、真菌感染を防ぐために抗真菌薬(例:イトラコナゾール)も服用します。インターフェロンガンマという薬を週に3回注射することで、感染症の発生を減らすことができます。顆粒球輸血や造血幹細胞移植も治療法として考えられ、特に近親者からの移植が有効です。
リウマチ・膠原病内科で扱うほかの病気
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。