病気の解説
無痛性甲状腺炎
受診の目安
無痛性甲状腺炎では、最初は甲状腺が大きくなる時期で、痛みはなく、甲状腺機能が亢進している状態がみられます。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、内分泌・代謝内科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
無痛性リンパ球性甲状腺炎は、出産後に起こることがある病気です。最初は甲状腺が大きくなり、痛みや圧痛はありませんが甲状腺機能が亢進した状態から始まります。その後、甲状腺機能が低下する時期があり、自然に回復することが多いとされています。典型的には、心拍数の上昇や大量の汗、体のほてり、手の振るえ、神経過敏・不安といった亢進症状の後に、疲労感・体重増加・便秘・皮膚・髪の乾燥・耐寒性の低下といった低下症状が現れることがあります。
主な症状
最初は甲状腺が大きくなる時期で、痛みはなく、甲状腺機能が亢進している状態がみられます。その後、甲状腺機能が低下してくる段階があり、疲労や体重増加、便秘、皮膚や髪の乾燥、耐寒性の低下などの症状が現れることがあります。
検査と診断
診断
診断は、症状と診察、甲状腺機能検査の結果に基づいて行います。まれに、診断を確定するために甲状腺の生検を行うことがあります。妊娠後に発症した場合は、次の妊娠時にも検査を行うことがあります。
治療
治療
治療として、甲状腺機能が亢進している時にはベータ遮断薬が用いられることがあります。甲状腺機能が低下している間は甲状腺ホルモンの補充を行います。亢進の期間は2~3週間程度とされ、低下の期間は通常長くは続かず、経過観察が中心です。なお、無痛性リンパ球性甲状腺炎の人の約10%では低下が永続し、生涯に渡って甲状腺ホルモンの補充が必要となるケースもあります。
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出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。