病気の解説

熱傷

別名:III度熱傷、ヤケド、低温やけど、低温火傷

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受診の目安

熱傷では、表層の熱傷は皮膚が赤く腫れ、痛みがあり、水疱は生じません。症状が強い・急に悪化する・なかなか治らないときは、早めに整形外科を受診してください。気になるときは放置せず相談してください。

基本

概要

熱傷は、皮膚が炎症を起こす傷です。症状は傷の深さや広さで異なり、浅いものは赤く腫れ痛みます。深い傷ほど痛みが少なくなり、色や質感が変化します。広範囲の熱傷や深い熱傷では、回復に時間がかかり、瘢痕ができることがあります。幼児や高齢者では合佷が起こりやすく、全身には脱水やショックのリスクが生じることがあります。熱傷が広く深いほど重症になりやすいとされます。

主な症状

表層の熱傷は皮膚が赤く腫れ、痛みがあり、水疱は生じません。部分層熱傷はピンクや赤色で腫れと強い痛みがあり、24時間以内に透明な体液の分泌や水疱が生じることがあります。全層熱傷では神経が傷つき痛みを感じにくく、皮膚は革のような質感で色は白・黒・明るい赤色になり、触れても白くならず、毛根が引き抜けることがあります。

リスク因子

熱傷の深さや広さが大きいほど合併症のリスクが高くなります。全層熱傷や浅くても範囲が広い場合には脱水やショックの可能性が生じ、周囲の組織の損傷も進みやすくなります。幼児や高齢者は合併症が重くなりやすい傾向があります。

検査と診断

検査

診察では損傷の深さと範囲の評価を行います。必要に応じて血液検査や尿検査を行い、脱水や電解質の状態を調べます。心電図検査や胸部X線検査がときに必要です。横紋筋融解症の兆候を検出するための検査も行われることがあります。

治療

治療

軽度の熱傷は、常温の水で数分間冷却した後のケアを行います。重度の熱傷は入院して治療します。原因となるものを取り除き、これ以上傷を広げないようにします。衣服をすぐ脱ぎ、火がくすぶっている機材や高温の物は体から離します。広範囲の熱傷や重度の熱傷の場合、輸液を行うことがあります。痛みが強い場合や生活へ支障がある場合には入院が検討されます。全層熱傷や乳幼児・高齢者の熱傷、手・足・顔・性器の熱傷は熱傷センターで治療を受けるのが良いとされます。

経過と生活

合併症

広範囲の熱傷では組織の血管から体液がにじみ出し、深い場合は全身の体液が失われ脱水やショックにつながることがあります。熱傷が広範囲だと体内の化学物質のバランスが崩れることがあります。深い熱傷は瘢痕組織を作り、治癒後に拘縮を起こすことがあります。

経過・予後

表層の熱傷や一部の部分層熱傷は数日〜数週間で治癒し、瘢痕は残らないことがあります。深達性の部分層熱傷や狭い範囲の全層熱傷では治癒に数週間かかり、瘢痕が残ることが多いです。体表面積が大きい場合は予後が悪くなることがあります。

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出典

参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。