病気の解説
頚肋
受診の目安
頚肋では、前腕の内側から手の小指側にかけてうずく痛みや刺すような痛み、しびれ感、ビリビリとした感覚、握力の低下、細かい手の動作がしにくいといった症状が現れることがあります。こうした症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、整形外科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。
基本
概要
頚肋は胎生期にできた肋骨の名残で、胸郭出口症候群の原因のひとつとされています。頚肋があると、鎖骨下動脈や腕神経叢が圧迫され、上肢へ血流や神経の影響が起こることがあります。症状の程度は人によって異なり、軽い場合は自覚が少なく、重い場合は痛みやしびれ、握力の低下といった運動障害が見られることがあります。診断には触診とX線検査が役立ちます。治療は症状が軽い場合のリハビリや姿勢の工夫、重い場合には手術が選択されることがあります。
主な症状
前腕の内側から手の小指側にかけてうずく痛みや刺すような痛み、しびれ感、ビリビリとした感覚、握力の低下、細かい手の動作がしにくいといった症状が現れることがあります。肩の筋力低下がみられる年齢層の人にも起こり得ます。全く症状が出ないこともあります。
原因
頚肋は胸郭出口部に関係する遺残した肋骨で、鎖骨下動脈と腕神経叢が上方からの圧迫を受けやすくなり、血流障害と神経障害が生じます。頚肋は第4頚神経から第8頚神経と第1胸神経の下神経幹を押し上げる要因となることがあります。
検査と診断
診断
診察では肩の上の窩の近くに骨性の隆起を触れることがあるかを確認します。深部の腕神経叢を押すと手指に痛みが放散することがあります。確定診断にはレントゲン検査で頚肋の存在を確認します。頚肋があるからといって必ず症状が出るわけではなく、他の胸郭出口症候群の原因や頚椎の病変と鑑別します。
治療
治療
症状が軽い場合は僧帽筋や肩甲挙筋の強化運動と安静時の肩をすくめた姿勢を指示します。重量物を持ち上げる作業を避けることもあります。症状が強い場合には、頚肋とそれに続く索状物を切除する手術を検討します。
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出典
参考: 日本整形外科学会(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。