病気の解説

黒色表皮腫

まず相談する診療科皮膚科
この解説の項目6項目

受診の目安

黒色表皮腫が気になる・症状が続く・繰り返す・だんだん強くなるときや、不安があるときは、皮膚科を受診してください。市販薬などで改善しないときも相談の目安です。

基本

概要

黒色表皮腫は、首やわきの下などの皮膚に色素が沈着して黒くなったり、皮膚が厚くなる病気です。小さなイボのようなものを伴うこともあります。多くは他の病気と合併して現れ、合併する病気によって悪性型・症候型・肥満関連型に分類されます。悪性型は内臓のがんと合併することがあります。肥満関連型や症候型は血糖値に関係するインスリンのはたらきと関連があると考えられています。原因となる病気の治療や肥満の改善で症状が軽くなる場合があります。

主な症状

首、腋の下、へそ、肘、膝の裏、足の付け根、肛周りなどの皮膚が黒っぽく色素沈着し、硬くザラザラした手触りになることがあります。小さなイボがみられることもあり、部位や発症の程度には個人差があります。毛が抜けやすくなることや髪が薄くなることの報告もあります。

原因

黒色表皮腫は多くが他の病気に合併して発生します。最も多いのは肥満との合併で、次に2型糖尿病などの内分泌疾患やSLEなどの病気との合併、そして胃がんなど内臓のがんとの合併が挙げられます。肥満関連型や症候型は血糖値の調節に関わるインスリンの働きが関係していると考えられ、インスリンと皮膚細胞の増殖を促す受容体の作用が関係するとされます。

病態

肥満や糖尿病などでインスリンの働きが悪くなると、血液中のインスリンが過剰になり、皮膚の細胞にあるインスリン様増殖因子受容体と結合して皮膚細胞が増殖し、黒色表皮腫の発生に関与すると考えられています。

治療

治療

黒色表皮腫自体の症状は、原因となる病気の治療や肥満の改善によって軽くなることがあります。なお、皮膚の表面を柔らかくする薬や硬くなるのを抑える薬といった塗り薬が用いられることもあるとあります。

皮膚科で扱うほかの病気

出典

参考: Medical Note(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。