サーマルアレイ式記録器で誤っているのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第63回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
サーマルアレイ記録計は熱を利用して記録を行うため、熱に反応する感熱紙を使用します。感光紙は光に反応する記録紙であり、異なる記録原理(例:オシログラフ記録器)に用いられるものです。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。サーマルアレイ記録計は、熱に反応する感熱紙を使用します。感光紙は光に反応する記録紙であり、異なる方式の記録計(例:オシログラフ)で用いられます。正しくは:記録紙として感熱紙(熱に反応する紙)を用います。選びやすい理由:記録計には様々な種類があり、記録紙の知識が曖昧だと他の記録計で使用される感光紙と混同しやすいです。混同注意:感熱紙、感光紙、インクジェット紙など、各種記録計で使用される記録紙の種類。
- 2. サーマルアレイ記録計は、入力信号をデジタルデータに変換し、それを基にサーマルヘッドを制御して記録を行います。これにより、高精度な記録が可能です。選びやすい理由:デジタル変換の必要性について深く考えていないと、アナログ信号が直接熱に変換されると誤解する可能性があります。混同注意:アナログ記録とデジタル記録の原理。
- 3. サーマルアレイ記録計は、プリンターと同様の原理で、波形だけでなく目盛りや文字なども同時に記録紙上に描画できます。これにより、記録紙の準備が簡略化されます。選びやすい理由:古い記録計では波形のみを記録し、目盛りは別途用意された記録紙を使用することがあったため、その知識と混同する可能性があります。混同注意:過去のアナログ記録計の機能と現代のデジタル記録計の機能。
- 4. サーマルアレイ記録計は、その記録原理と処理速度により、数kHzオーダーの高速な現象もリアルタイムで記録することが可能です。これは心電図などの生体信号記録に十分な性能です。選びやすい理由:記録可能な周波数帯域の具体的な数値が曖昧だと、他の記録計の性能と混同したり、サーマル記録の速度限界を過小評価したりする可能性があります。混同注意:記録計の周波数応答性、サンプリングレート、および帯域幅の概念。
- 5. サーマルアレイ記録計のサーマルヘッドは、高密度に配置された発熱素子で構成されており、一般的に8個/mm程度の密度が標準的です。これにより、高精細な記録が実現されます。選びやすい理由:具体的な素子密度に関する知識がない場合、この数値が正しいかどうかの判断が難しいです。混同注意:記録解像度と素子密度の関係。ドット数/インチ(dpi)などの単位。
国試ポイント
臨床検査技師国家試験では、各種医療機器の原理、構造、特徴、および使用方法について問われます。特に記録計に関しては、その記録原理と使用する記録媒体の組み合わせが頻出です。サーマルアレイ記録計は心電図などの生体情報記録に広く用いられるため、その基本的な特性を正確に理解していることが重要です。
混同注意
感熱紙と感光紙の混同。それぞれの紙が反応する物理的刺激(熱 vs 光)の違い。
次に同じ論点が出たら
次に同様の問題が出た場合、まず記録計の『記録原理』と、それに伴う『記録媒体の種類』の組み合わせが正しいかを確認します。次に、デジタル処理の有無、リアルタイム性、記録可能な周波数帯域、解像度(素子密度)などの基本的な性能が適切に記述されているかを判断します。
関連知識
オシログラフ記録計(光記録)、インクジェット記録計、ペン書き記録計の原理と使用される記録媒体。