300種類の検査項目をコード化する場合、最小限必要な記憶容量〔bit〕はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第67回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
ビット数と表現できる情報量の関係は2のN乗で表されます。Nビットでは2^N種類の情報を表現可能です。300種類の情報を区別するためには、2^N >= 300 となる最小のNを求めます。計算すると、2^8 = 256(不足)、2^9 = 512(十分)となります。したがって、最小限必要なビット数は9ビットです。
選択肢ごとの解説
- 1. 6ビットで表現できるのは2の6乗、つまり64通りの情報までです。これは300種類には足りません。正しくは:2のn乗が300以上になる最小のnを見つける必要があります。選びやすい理由:2の累乗の計算を誤ったり、概算で足りると誤解したりすると選びやすいです。混同注意:ビット数の計算方法自体と混同しやすいです。
- 2. 7ビットで表現できるのは2の7乗、つまり128通りの情報までです。これは300種類には足りません。正しくは:2のn乗が300以上になる最小のnを見つける必要があります。選びやすい理由:2の累乗の計算を誤ったり、概算で足りると誤解したりすると選びやすいです。混同注意:ビット数の計算方法自体と混同しやすいです。
- 3. 8ビットで表現できるのは2の8乗、つまり256通りの情報までです。これは300種類には足りません。正しくは:2のn乗が300以上になる最小のnを見つける必要があります。選びやすい理由:一般的なデータ処理で8ビット(1バイト)がよく使われるため、直感的に選んでしまいがちですが、論理的な計算が伴いません。また、256が300に近いので、うっかり足りると判断してしまうこともあります。混同注意:1バイト=8ビットという知識と、必要なビット数の論理計算を混同しやすいです。
- 4. 正解。9ビットで表現できる情報は2の9乗、すなわち512通りです。300種類の検査項目を全て区別するには、この512通りがあれば十分です。よって、最小限必要な記憶容量は9ビットとなります。
- 5. 10ビットで表現できるのは2の10乗、つまり1024通りの情報までです。これは300種類を表現するのに十分ですが、『最小限』必要なビット数ではありません。9ビットでも事足りるため、10ビットは過剰です。正しくは:最小限必要なビット数を求めるため、条件を満たす最小値を選ぶべきです。選びやすい理由:1024というキリの良い数字や、2の10乗が有名なため、深く考えずに選んでしまうことがあります。また、足りないよりは多い方が良いという心理が働くこともあります。混同注意:最小限の要求と、余裕を持たせたビット数を混同しやすいです。
国試ポイント
コンピュータの基礎知識として、ビット数と表現可能な情報量の関係(2のN乗)を理解しているかを問う問題です。特に『最小限』という条件を見落とさずに、適切なビット数を導き出す計算能力が求められます。
混同注意
各ビット数で表現できる正確な数値(2の6乗=64, 2の7乗=128, 2の8乗=256, 2の9乗=512, 2の10乗=1024)を混同しやすいです。また、『最小限』という条件を無視して、余裕のあるビット数を選んでしまうミスも起こりやすいです。
次に同じ論点が出たら
同様の論点が出た場合、まず『表現したい情報が何種類か』を正確に把握し、次に『2の何乗がその情報数以上になるか』を計算し、その『N(指数)』が答えとなることを確認します。
関連知識
情報理論の基礎、データの符号化、コンピュータにおける数値表現、バイトとビットの関係(1バイト=8ビット)。