Lambl〈ランブル〉鞭毛虫の主な寄生部位はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第71回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
ランブル鞭毛虫は小腸の上部、特に十二指腸から空腸にかけての部位に吸盤で吸着し、増殖します。この寄生により、消化吸収障害や下痢などの症状を引き起こします。
選択肢ごとの解説
- 1. ランブル鞭毛虫は胃酸によって一部は失活しますが、主に小腸で寄生・増殖します。正しくは:主に十二指腸から空腸にかけて寄生します。選びやすい理由:消化器系の寄生虫であるため、消化管のどこか、という漠然とした知識で選んでしまう可能性があります。混同注意:胃に寄生する代表的な寄生虫としては、アニサキスなどがあります。
- 2. ランブル鞭毛虫は消化管内寄生虫であり、肺に寄生することはありません。正しくは:主に十二指腸から空腸にかけて寄生します。選びやすい理由:寄生虫の中には、特定のライフサイクルで肺を通過するもの(例:回虫、糞線虫など)があるため、他の寄生虫の知識と混同する可能性があります。混同注意:肺に寄生する寄生虫としては、肺吸虫などがあります。
- 3. ランブル鞭毛虫は主に小腸(十二指腸、空腸)に寄生し、大腸での増殖は限定的です。正しくは:主に十二指腸から空腸にかけて寄生します。選びやすい理由:アメーバ赤痢アメーバなど、大腸に寄生する代表的な原虫があるため、他の原虫と混同する可能性があります。混同注意:大腸に寄生する原虫としては、赤痢アメーバ、バランチジウムなどがあります。
- 4. ランブル鞭毛虫は消化管内寄生虫であり、脳脊髄に寄生することはありません。正しくは:主に十二指腸から空腸にかけて寄生します。選びやすい理由:中枢神経系に寄生する寄生虫(トキソプラズマ、有鉤条虫の幼虫など)は存在するため、全く別の寄生虫の知識と混同する可能性があります。混同注意:中枢神経系に寄生する寄生虫としては、トキソプラズマ、有鉤条虫(嚢虫)などがあります。
- 5. 正解。ランブル鞭毛虫は、小腸の上部である十二指腸から空腸にかけての部位に主に寄生し、そこで増殖します。この部位は虫体が付着しやすく、栄養を吸収するのに適しています。正しくは:正解です。
国試ポイント
ランブル鞭毛虫の基本的な生態、特に主要な寄生部位を問う問題です。消化管寄生原虫の種類とそれぞれの主な寄生部位は、臨床検査技師国家試験で頻出の知識です。
混同注意
消化管に寄生する他の原虫(例:赤痢アメーバは大腸、クリプトスポリジウムは小腸広範囲)の寄生部位と混同しないように注意が必要です。
次に同じ論点が出たら
今後、他の消化管寄生虫の寄生部位や、各寄生虫症の代表的な症状や診断法が問われる可能性があります。特に、原虫と蠕虫で感染経路や病態が異なる点を理解しておくことが重要です。
関連知識
ランブル鞭毛虫症の症状(水様性下痢、腹痛、脂肪便など)、診断方法(便検査での栄養型や嚢子の検出、十二指腸液検査)、感染経路(糞口感染)、治療薬(メトロニダゾールなど)。