経口感染する肝炎ウイルスはどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第65回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1・5番
解説
A型肝炎ウイルスとE型肝炎ウイルスは、主にウイルスに汚染された飲食物を経口摂取することで感染します。これに対し、B型、C型、D型肝炎ウイルスは主に血液や体液を介して感染する非経口感染型のウイルスです。D型肝炎ウイルスはB型肝炎ウイルスと同時、または二次的に感染し、B型肝炎ウイルスがないと増殖できません。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。A型肝炎ウイルスは、汚染された飲食物を摂取することで感染が広がる、代表的な経口感染型肝炎ウイルスです。
- 2. B型肝炎ウイルスは、血液や体液を介して感染します(例: 性行為、母子感染、輸血、医療行為)。正しくは:B型肝炎ウイルスは、血液や体液を介して感染します。選びやすい理由:肝炎ウイルスの一種であるため、他の感染経路と混同しやすいかもしれません。混同注意:A型やE型肝炎ウイルス(経口感染)と混同しやすい。また、C型、D型肝炎ウイルス(非経口感染)との共通点を誤認する可能性もあります。
- 3. C型肝炎ウイルスは、主に血液を介して感染します(例: 輸血、麻薬の注射針の共有、医療行為)。経口感染はしません。正しくは:C型肝炎ウイルスは、主に血液を介して感染します。選びやすい理由:肝炎ウイルスの一種であるため、他の感染経路と混同しやすいかもしれません。混同注意:A型やE型肝炎ウイルス(経口感染)と混同しやすい。また、B型、D型肝炎ウイルス(非経口感染)との共通点を誤認する可能性もあります。
- 4. D型肝炎ウイルスは、B型肝炎ウイルスに重複感染する形で、血液や体液を介して感染します。単独では増殖できず、経口感染はしません。正しくは:D型肝炎ウイルスは、B型肝炎ウイルスに重複感染する形で、血液や体液を介して感染します。選びやすい理由:肝炎ウイルスの一種であるため、他の感染経路と混同しやすいかもしれません。混同注意:A型やE型肝炎ウイルス(経口感染)と混同しやすい。また、B型、C型肝炎ウイルス(非経口感染)との共通点を誤認する可能性もあります。
- 5. 正解。E型肝炎ウイルスは、A型肝炎ウイルスと同様に、主に汚染された水や未加熱の肉(特に豚肉、ジビエなど)の摂取によって経口感染します。
国試ポイント
肝炎ウイルスの感染経路に関する基本的な知識、特に経口感染と非経口感染の区別が問われています。それぞれのウイルスの特徴を正確に理解しているかが重要です。
混同注意
肝炎ウイルスという共通の名称を持つため、それぞれのウイルスの感染経路や特性が混同されやすいです。特にA型とE型(経口感染)、B型、C型、D型(非経口感染)のグループ分けを明確に区別することが重要です。
次に同じ論点が出たら
肝炎ウイルスの問題が出た場合、まず感染経路(経口か非経口か)を確認し、次に各ウイルスの詳細な特徴(慢性化の有無、ワクチン、重症化因子など)を照らし合わせて判断します。
関連知識
A型肝炎は急性肝炎のみで慢性化しないこと。B型肝炎はワクチンが存在すること。C型肝炎は慢性化しやすく、肝硬変や肝がんの原因となりやすいこと。E型肝炎は妊婦が感染すると重症化しやすいこと。D型肝炎はB型肝炎と重複感染すること。