医療情報システムで病名コードとして用いられるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第66回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
ICD10(国際疾病分類第10版)は、国際的に疾病や死因を分類し、固有のコードを付与するための標準的なツールです。医療情報システムでは、患者の病状をコード化して管理し、統計分析や研究に活用するためにICD10が広く利用されています。
選択肢ごとの解説
- 1. HL7は医療機関間の情報交換の標準規格であり、病名そのもののコードではありません。正しくは:HL7は医療情報の交換規約です。選びやすい理由:医療情報システムと関連が深いため、病名コードと混同しやすいかもしれません。混同注意:病名コードと医療情報交換規格
- 2. 正解。ICD10(国際疾病分類第10版)は、世界保健機関(WHO)が定める疾病、障害、死因を分類し、コードを割り当てる国際的な標準分類です。医療情報システムでは病名コードとして広く用いられています。
- 3. DICOMは医用画像とその関連情報を扱うための国際標準規格であり、病名コードとは異なります。正しくは:DICOMは医用画像とその関連情報の標準規格です。選びやすい理由:医療情報システムでよく耳にする用語なので、病名コードと誤解しやすいかもしれません。混同注意:病名コードと医用画像データ規格
- 4. JLAC10は日本臨床検査医学会が定める臨床検査項目コードであり、病名コードではありません。正しくは:JLAC10は臨床検査項目をコード化するためのものです。選びやすい理由:コードの番号が似ていることや、医療分野のコードであるため混同しやすいかもしれません。混同注意:病名コードと臨床検査項目コード
- 5. MEDLINEは医学・生物学系の学術文献データベースであり、病名コードではありません。正しくは:MEDLINEは医学文献のデータベースです。選びやすい理由:医療関連のデータベースであるため、病名コードと間違えやすいかもしれません。混同注意:病名コードと医学文献データベース
国試ポイント
医療情報システムにおける主要な標準規格やコード体系の役割を理解しているか問う問題です。特に、情報交換規格、画像規格、疾患分類コード、検査項目コードなど、それぞれの用途を正確に区別できるかが重要です。
混同注意
HL7(情報交換規格)、DICOM(画像データ規格)、JLAC10(臨床検査項目コード)など、他の医療関連の標準やコードと混同しやすい。それぞれの用途と対象を明確に区別することが求められます。
次に同じ論点が出たら
今後同様の論点が出た場合、主要な医療情報システムの規格やコード体系(HL7, DICOM, ICD, SNOMED, JLACなど)が何のために使われるのか、その目的と対象を問われる可能性が高いです。
関連知識
医療情報学の基礎知識、各種医療関連コード体系(ICD-O, SNOMED CTなど)の概要、標準化の意義。