予防接種法に基づく定期の予防接種の対象でないのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第65回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
予防接種法に基づく定期接種の対象疾病は、国民の健康を守る上で特に重要と国が定めたものです。A型肝炎は海外渡航者などに任意で推奨されることはありますが、現行の予防接種法における定期接種の対象疾病には含まれていません。百日咳、ジフテリア、Hib感染症、急性灰白髄炎(ポリオ)は、いずれも定期接種の対象です。
選択肢ごとの解説
- 1. 百日咳は、予防接種法に基づく定期接種の対象疾病です。DPT-IPV(四種混合)ワクチンやDT(二種混合)ワクチンに含まれており、乳幼児期に接種が推奨されています。正しくは:百日咳は定期接種の対象である。選びやすい理由:様々な感染症があるため、どれが定期接種か迷う可能性がある。混同注意:任意の予防接種との混同。
- 2. 正解。A型肝炎は、予防接種法に基づく定期接種の対象ではありません。任意接種として接種が推奨されるケースはありますが、国が定めた定期接種には含まれていません。選びやすい理由:海外渡航者など特定の対象者には推奨されるため、接種率が高いイメージから定期接種と誤解しやすい。混同注意:B型肝炎の定期接種との混同。B型肝炎は2016年から定期接種対象となった。
- 3. ジフテリアは、予防接種法に基づく定期接種の対象疾病です。DPT-IPV(四種混合)ワクチンやDT(二種混合)ワクチンに含まれており、乳幼児期に接種が推奨されています。正しくは:ジフテリアは定期接種の対象である。選びやすい理由:百日咳と同様に、他の感染症と混同しやすい。混同注意:DPTワクチンのD(ジフテリア)を忘れている可能性。
- 4. Hib感染症(インフルエンザ菌b型による感染症)は、予防接種法に基づく定期接種の対象疾病です。乳幼児期の重篤な髄膜炎などを予防するために重要であり、単独ワクチンまたは他のワクチンとの混合で接種されます。正しくは:Hib感染症は定期接種の対象である。選びやすい理由:比較的新しく定期接種に追加されたため、その知識が更新されていないと誤解する可能性がある。混同注意:他のワクチン(肺炎球菌ワクチンなど)との混同。
- 5. 急性灰白髄炎(ポリオ)は、予防接種法に基づく定期接種の対象疾病です。DPT-IPV(四種混合)ワクチンに含まれる不活化ポリオワクチンとして接種されており、乳幼児期に推奨されています。正しくは:急性灰白髄炎は定期接種の対象である。選びやすい理由:過去には生ワクチンが使われていたため、ワクチンの種類に関する知識が混乱していると誤解しやすい。混同注意:IPV(不活化ポリオワクチン)という名称で認識していない可能性。
国試ポイント
予防接種法に基づく定期接種の対象疾病と、任意接種の疾病を正確に区別できるか、特に新しい定期接種の対象疾病や、混同しやすい疾病(B型肝炎とA型肝炎など)について知識があるかが問われています。
混同注意
A型肝炎とB型肝炎(B型肝炎は定期接種)、任意の予防接種と定期接種。比較的新しく定期接種に追加された疾病(Hib、小児肺炎球菌、水痘、B型肝炎など)が対象であるかどうかの知識。
次に同じ論点が出たら
今後、新たに定期接種に追加される疾病(例: ロタウイルス)や、接種方法が変更される疾病について、常に最新情報を確認する。また、各ワクチンの種類(生ワクチン、不活化ワクチン)とその特徴についても理解を深める。
関連知識
定期接種の種類(A類疾病、B類疾病)、各ワクチンの接種回数とスケジュール、DPT-IPVなど混合ワクチンの構成疾患。任意接種として推奨される主な疾患(おたふくかぜ、ロタウイルスなど)。