筋骨格系の加齢に伴う変化が発症の一因となるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第107回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
骨盤臓器脱は、加齢による骨盤底筋群や支持組織の脆弱化が主な原因の一つです。骨盤底筋群は筋骨格系の一部であり、その機能低下が臓器脱の発症に深く関与します。
選択肢ごとの解説
- 1. 肺結核は、マイコバクテリウム・ツベルクローシス菌による感染症であり、筋骨格系の加齢変化が直接的な発症一因となるわけではありません。免疫機能の低下は関連しますが、筋骨格系とは異なります。正しくは:免疫機能の低下選びやすい理由:高齢者の免疫力低下は結核のリスクを高めるが、筋骨格系の変化とは直接関係ない点で誤り。混同注意:免疫力の低下と筋骨格系の変化を混同する。
- 2. 正解。骨盤臓器脱は、加齢による骨盤底筋群や支持組織の脆弱化が主な原因の一つです。骨盤底筋群は筋骨格系の一部であり、その機能低下が臓器脱の発症に深く関与します。
- 3. 前立腺肥大症は、男性ホルモンの影響などにより前立腺が肥大する疾患であり、筋骨格系の加齢変化とは直接的な関連がありません。正しくは:男性ホルモンの影響選びやすい理由:高齢男性に多く見られるため加齢関連疾患ではあるが、筋骨格系とは異なる。混同注意:加齢によるものすべてを筋骨格系の変化と捉えてしまう。
- 4. 加齢黄斑変性は、網膜の黄斑部に生じる変性疾患であり、眼組織の加齢変化が原因ですが、筋骨格系の変化が直接発症に寄与することはありません。正しくは:網膜の黄斑部の変性選びやすい理由:「加齢」という言葉から加齢関連疾患であることはわかるが、筋骨格系とは異なる点で誤り。混同注意:加齢による疾患全般を筋骨格系の問題と混同する。
- 5. 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、喫煙などが主な原因で気道や肺胞に炎症が起こり、呼吸機能が低下する疾患です。筋骨格系の変化が直接的な発症一因となるわけではありません。正しくは:喫煙などが原因選びやすい理由:高齢者に多く見られ、呼吸筋力の低下はCOPDの症状を悪化させるが、発症の一因ではないため誤り。混同注意:呼吸筋の低下を筋骨格系の変化と捉え、COPDの発症原因と結びつけてしまう。
国試ポイント
筋骨格系の加齢変化と関連する疾患について正確な知識が問われています。特に、骨盤底筋群が筋骨格系の一部であり、その機能低下が特定の疾患に繋がることを理解しているかが重要です。
混同注意
他の選択肢も加齢に関連する疾患ですが、筋骨格系の変化が直接的な発症一因となるものと、そうでないものを区別する点が重要です。
次に同じ論点が出たら
骨盤臓器脱の具体的な症状と看護ケアについて説明できますか。
関連知識
サルコペニア、ロコモティブシンドローム、フレイル、骨粗しょう症、転倒、尿失禁