平成24年(2012年)の医療法の改正によって、医療計画には①疾病・②事業及び在宅医療の医療体制に関する事項を定めることとされている。①と②に入る数字の組合せで正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第107回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
2012年(平成24年)の医療法改正により、医療計画において重点的に整備すべき医療提供体制として、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患の「5疾病」と、救急医療、災害医療、へき地医療、周産期医療、小児医療(小児救急医療を含む)の「5事業」が明確に規定されました。これらに加えて、在宅医療の提供体制についても盛り込まれることになりました。したがって、①には「5」、②には「5」が入る組み合わせが正しいです。
選択肢ごとの解説
- 1. 平成24年の改正で、医療計画に定める疾病は5疾病、事業は5事業です。
- 2. 平成24年の改正で、医療計画に定める疾病は5疾病(精神疾患が加わった)、事業は5事業です。
- 3. 平成24年の改正で、医療計画に定める事業は5事業です。
- 4. 正解。平成24年の改正で、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患の5疾病と、救急医療、災害時における医療、へき地の医療、周産期医療、小児医療の5事業及び在宅医療を定めることとされました。
- 5. 平成24年の改正で、医療計画に定める疾病は5疾病、事業は5事業です。
国試ポイント
この問題は、医療法における医療計画の重要な改正点、特に「5疾病5事業」の概念と、その対象となる具体的な疾病や事業の内容を正確に理解しているかを問うものです。改正された法律の内容を具体的に記憶しておくことが求められます。また、数字の暗記だけでなく、それぞれの疾病や事業がなぜ重要視されているのかという背景も理解しておくと、より深い知識となります。
混同注意
医療計画の対象となる疾病や事業の数は、改正時期によって変動することがあります。特に2012年改正と、その後の2014年(平成26年)改正や2017年(平成29年)改正における在宅医療や医療と介護の連携強化、地域医療構想の策定などの内容と混同しやすいため注意が必要です。本問は2012年改正時点の内容に限定して問われています。
次に同じ論点が出たら
今後、医療計画に関する問題が出題される場合、最新の医療法改正(例:2014年、2017年、2020年改正)による変更点や、地域医療構想の内容、医療と介護の連携強化の具体的な取り組みについても問われる可能性があります。また、各疾病・事業の具体的な内容や、関連する施策(例:がん対策基本法、脳卒中・循環器病対策基本法など)との関連性も確認しておきましょう。
関連知識
医療法第30条の4には、医療計画に定めるべき事項が規定されています。5疾病:がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患。5事業:救急医療、災害医療、へき地医療、周産期医療、小児医療(小児救急医療を含む)。在宅医療:在宅医療の提供体制。地域医療構想は2014年改正で導入され、2025年に向けた地域ごとの医療提供体制のビジョンを描くものです。