健康な小児の成長・発達で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第110回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
健康な小児の身長は、出生時(約50cm)から1歳時(約75cm)にかけて、およそ1.5倍に増加します。これは乳児期の急速な身体的成長を示す重要な指標です。
選択肢ごとの解説
- 1. 乳児期における情動の発達は、まず快・不快という未分化な情動から始まり、その後、快からは喜怒、不快からは恐怖、嫌悪といった、より複雑な情動が分化していきます。したがって、快から不快が分化するというのは不適切です。正しくは:情動は快・不快という未分化な状態から、喜怒や恐怖などの具体的な感情が分化する。選びやすい理由:「分化する」という言葉に引きずられやすいが、その方向性が誤りである。混同注意:情動発達の順序や内容に関する知識が曖昧だと誤解しやすい。
- 2. 新生児期ではレム睡眠の割合が睡眠全体の約50%を占めますが、成長とともにレム睡眠の割合は減少し、成人では約20%程度になります。正しくは:成長するにつれてレム睡眠が占める割合は減少する。選びやすい理由:睡眠の質が変化するという漠然としたイメージから、発達とともに増えると考えてしまう可能性がある。混同注意:レム睡眠の生理的意義や年齢による変化についての理解が不十分だと間違えやすい。
- 3. 体重は出生後1年で出生時の約3倍になります。約4倍になるのはおよそ2歳頃です。正しくは:体重は出生後1年で出生時の約3倍に到達する。選びやすい理由:乳児期の体重増加が著しいことから、多めに評価しがちである。混同注意:出生後の体重増加の目安となる倍率と時期の正確な知識がないと間違えやすい。
- 4. 正解。出生時の平均身長は約50cmで、1歳時には約75cmとなり、約1.5倍に増加します。これは急速な成長を示す指標の一つです。正しくは:この記述は正しい。選びやすい理由:他の数値と混同しやすいが、これは正しい。混同注意:身長と体重の増加率、およびその時期を混同しないように注意が必要。
国試ポイント
小児の成長・発達に関する基本的な身体的指標(身長・体重の増加率と時期)や精神社会性発達の基礎知識が問われています。特に、各成長段階における目安となる数値は正確に覚える必要があります。
混同注意
体重の増加率(1年で約3倍)と身長の増加率(1年で約1.5倍)は混同しやすいため注意が必要です。また、情動発達の順序や睡眠サイクル(レム睡眠、ノンレム睡眠)の年齢による変化についても正確な理解が求められます。
次に同じ論点が出たら
この問題で扱われている身体的成長の具体的な数値だけでなく、精神発達の各段階(乳児期、幼児期、学童期、思春期)における特徴的な行動や発達課題についても確認しておくと良いでしょう。
関連知識
乳児期は、身長・体重の増加だけでなく、粗大運動、微細運動、言語、社会性・情緒といった様々な領域で急速な発達が見られます。各領域における発達の目安を理解することが重要です。