平成26年(2014年)の国民健康・栄養調査において、運動習慣のある女性の割合が最も高い年齢階級はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第107回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
平成26年(2014年)の国民健康・栄養調査の結果では、運動習慣のある女性の割合は、年齢が高くなるほど増加する傾向にあり、70歳以上が最も高くなっています。これは、高齢期における健康への関心の高さや、時間的余裕、地域活動への参加などが影響していると考えられます。若い世代は仕事や育児などで運動時間が確保しにくい状況にあります。
選択肢ごとの解説
- 1. 30歳代女性の運動習慣の割合は、この調査では比較的低い傾向にありました。子育てや仕事で忙しく、運動に割く時間が少ないことが一因と考えられます。正しくは:2014年国民健康・栄養調査によると、運動習慣のある女性の割合が最も高かったのは70歳以上でした。選びやすい理由:若い世代の方が健康意識が高いと誤解しやすいため。混同注意:若年層の健康意識の高さと運動習慣の有無は必ずしも一致しません。
- 2. 40歳代女性の運動習慣の割合も、この調査では最も高い年齢層ではありませんでした。働き盛りの年代であり、時間的制約が大きいことが推測されます。正しくは:2014年国民健康・栄養調査によると、運動習慣のある女性の割合が最も高かったのは70歳以上でした。選びやすい理由:健康への意識が高まり始める年代と考えるかもしれませんが、運動習慣に直結するとは限りません。混同注意:健康意識の向上と実際の運動習慣の確立は別問題です。
- 3. 50歳代女性の運動習慣の割合も、この調査では最高ではありませんでした。この年代も仕事や家庭での責任が多く、運動の優先順位が低くなることがあります。正しくは:2014年国民健康・栄養調査によると、運動習慣のある女性の割合が最も高かったのは70歳以上でした。選びやすい理由:更年期を迎え健康への関心が高まる時期ですが、行動に結びつくかは個人差があります。混同注意:健康への関心と運動習慣の有無を混同する可能性があります。
- 4. 60歳代女性の運動習慣の割合は、他の若い世代よりは高かったものの、この調査における最も高い年齢層ではありませんでした。定年後で時間に余裕ができる人もいますが、身体的な制約も出てくる年代です。正しくは:2014年国民健康・栄養調査によると、運動習慣のある女性の割合が最も高かったのは70歳以上でした。選びやすい理由:定年後の余暇時間が増えることから、運動習慣を持つ人が増えると想像しやすいです。混同注意:時間的余裕と運動習慣の確立は相関がありますが、最高値を示すとは限りません。
- 5. 正解。2014年国民健康・栄養調査によると、女性において運動習慣のある割合が最も高かったのは70歳以上の年齢階級でした。これは、加齢に伴い健康維持への意識が高まり、また時間に比較的余裕があること、地域での健康づくり活動への参加などが背景にあると考えられます。若い世代に比べて、運動習慣を持つ人の割合が高くなる傾向にあります。
国試ポイント
国民健康・栄養調査の主要な結果、特に特定の健康指標(運動習慣、食習慣など)の年齢・性別による傾向が問われることがあります。統計データを正確に理解しているかが試されます。
混同注意
若い世代の方が健康意識が高いと錯覚し、運動習慣も多いと誤解しやすいですが、実際の統計データは高齢者の方が運動習慣がある割合が高いことを示しています。また、健康への関心と実際の行動が必ずしも一致しない点を混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
同様の論点で出題された場合、国民健康・栄養調査の最新結果、特に生活習慣病に関連する項目(肥満、高血圧、糖尿病など)の有病率や、喫煙・飲酒習慣、野菜摂取量などの年齢・性別による傾向に注目して学習する必要があります。また、運動習慣の定義も確認しておきましょう。
関連知識
国民健康・栄養調査は、国民の身体状況、栄養摂取状況、生活習慣に関する実態を明らかにし、国民の健康増進の総合的な推進を図るための基礎資料を得ることを目的として、毎年実施されています。調査結果は、保健医療計画や健康増進計画などの策定・評価に活用されます。運動習慣の定義(週2回以上、1回30分以上の運動を1年以上継続している)も重要です。