褥瘡発生の予測に用いるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第107回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
Bradenスケールは、褥瘡の発生リスクを評価するために広く使用されているツールです。知覚の認知、湿潤、活動性、可動性、栄養状態、摩擦とずれの6つの項目を評価し、合計点数によってリスクレベルを判定します。点数が低いほど褥瘡発生のリスクが高いとされます。他の選択肢はそれぞれ便の性状、運動負荷時の自覚症状、意識レベルの評価に用いられるスケールであり、褥瘡発生予測とは目的が異なります。
選択肢ごとの解説
- 1. ブリストルスケールは、便の形状を評価し、便秘や下痢の診断に用いられます。褥瘡発生の予測には関係ありません。正しくは:ブリストルスケールは便の形状を評価するスケールです。選びやすい理由:様々な看護評価スケールの一つであるため、知識が曖昧だと選択肢として魅力的に映るかもしれません。混同注意:他の身体評価スケール全般。
- 2. Borgスケールは、運動時の呼吸困難感や疲労の度合いを評価する際に使用されます。褥瘡発生の予測とは目的が異なります。正しくは:Borgスケールは運動時の呼吸困難感や疲労度を評価するスケールです。選びやすい理由:リハビリテーションや呼吸器疾患の分野でよく用いられるため、知識として知っていると選びやすいかもしれません。混同注意:疼痛スケールや他の主観的評価スケール。
- 3. 正解。Bradenスケールは、活動性、知覚、湿潤、栄養、摩擦とずれ、に加え、モビリティといった6つの項目で構成され、それぞれの点数から褥瘡発生のリスクを総合的に評価するために用いられます。点数が低いほどリスクが高いと判断されます。
- 4. グラスゴー・コーマ・スケール(GCS)は、意識レベルを評価する国際的な指標であり、「開眼」「言語」「運動」の3つの要素で構成されます。褥瘡の発生予測には直接用いられません。正しくは:グラスゴー・コーマ・スケールは意識レベルを評価するスケールです。選びやすい理由:重症患者の評価に用いられる重要なスケールであるため、選択肢として存在感が大きいですが、褥瘡予測とは目的が異なります。混同注意:その他の重症度評価スケール、またはバイタルサイン以外の患者状態評価スケール全般。
国試ポイント
看護師国家試験では、主要な評価スケールの名称と、それが何のために用いられるのか(評価対象)を正確に理解しているかが頻繁に問われます。特に褥瘡関連の評価スケールは重要です。
混同注意
多くの評価スケールがあるため、名称と目的が混同しやすいです。例えば、褥瘡関連では他にK式評価スケールなどもありますが、主にリスク評価で問われるのはBradenスケールが多いです。
次に同じ論点が出たら
今後、同様の論点で出題された場合、評価スケールの名称だけでなく、そのスケールの各評価項目や、具体的な点数とリスクの関係性まで問われる可能性があります。
関連知識
褥瘡の予防策(体位変換、栄養管理、スキンケアなど)、褥瘡の好発部位、褥瘡の病期分類(DESIGN-Rなど)。