人獣共通感染症で蚊が媒介するのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
黄熱はフラビウイルス科に属するウイルスによって引き起こされる人獣共通感染症であり、主にネッタイシマカやヤブカ属などの蚊によって媒介されます。これは、蚊が媒介する典型的な感染症の一つとして知られています。
選択肢ごとの解説
- 1. Q熱は主にダニ、または感染した家畜の排泄物や飛沫(エアロゾル)によって伝播します。蚊は媒介しません。正しくは:Q熱はダニや汚染されたエアロゾルによって媒介されます。選びやすい理由:様々な感染症の媒介動物が混同しやすいため、漠然とした知識では選んでしまうかもしれません。混同注意:他の節足動物媒介感染症や呼吸器系感染症と混同されやすいです。
- 2. 正解。黄熱はフラビウイルス科のウイルスによる感染症で、ネッタイシマカやヤブカ属の蚊によって媒介されます。
- 3. 狂犬病は、狂犬病ウイルスに感染した動物(主に犬、キツネ、コウモリなど)の咬傷によって伝播します。蚊が媒介することはありません。正しくは:狂犬病は感染動物の咬傷によって伝播します。選びやすい理由:動物が関わる感染症であるため、媒介方法を詳細に覚えていないと誤って選んでしまう可能性があります。混同注意:動物由来感染症全般と混同されやすいですが、蚊媒介ではありません。
- 4. オウム病は、クラミジア・シッタシ(Chlamydia psittaci)という細菌によって引き起こされ、感染した鳥の糞便や排泄物の乾燥した粉塵を吸入することで感染します。蚊は媒介しません。正しくは:オウム病は感染鳥の排泄物による粉塵吸入で感染します。選びやすい理由:動物由来感染症ですが、媒介方法が特殊なため、他の媒介方法と混同する可能性があります。混同注意:他の呼吸器系感染症や動物由来感染症と混同されやすいです。
- 5. 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、SFTSウイルスによって引き起こされ、主にマダニによって媒介されます。蚊は媒介しません。正しくは:重症熱性血小板減少症候群(SFTS)はマダニによって媒介されます。選びやすい理由:節足動物媒介感染症であるため、媒介動物が蚊ではないかと誤解しやすいです。混同注意:他の節足動物媒介感染症、特にダニ媒介感染症と混同されやすいです。
国試ポイント
人獣共通感染症の各疾患について、主要な媒介動物(蚊、ダニ、動物の咬傷など)を正確に識別できるかどうかが問われる問題です。特に、媒介動物が異なる似たような疾患(例:蚊媒介とダニ媒介)で混同させることが狙われます。
混同注意
蚊媒介感染症(デング熱、マラリア、日本脳炎など)と、ダニ媒介感染症(SFTS、日本紅斑熱、ライム病など)、または動物の咬傷・接触による感染症(狂犬病、Q熱など)との区別が曖昧な受験生を誤答に誘導します。
次に同じ論点が出たら
この論点が出題された場合、次の問題では「ダニが媒介する感染症」や「動物の咬傷で感染する疾患」など、媒介動物を特定させる形で問われる可能性が高いです。また、日本国内で流行している蚊媒介感染症(例:日本脳炎)に焦点を当てた問題も考えられます。
関連知識
蚊媒介感染症には、黄熱の他にデング熱、マラリア、日本脳炎、ジカ熱、ウエストナイル熱などがあります。これらも媒介する蚊の種類や地域性、病原体などを合わせて学習することが重要です。