機能別看護方式の説明で正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第111回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
機能別看護方式は、看護業務を注射、検温、記録など特定の機能(業務内容)ごとに分類し、各看護師がその特定業務を専門的に担当する方式です。これにより、業務の効率化や専門性の向上が期待されます。選択肢2の「内容別に分類した看護業務を複数の看護師が分担して実施する」という記述は、この定義に合致します。
選択肢ごとの解説
- 1. これはプライマリーナーシングに近い説明であり、機能別看護方式とは異なります。プライマリーナーシングでは、一人の看護師が責任をもって患者の看護計画から実践までを受け持ちます。正しくは:勤務シフトごとに各看護師が担当する患者を決めて受け持つ。選びやすい理由:「担当患者を決めて」という部分で、特定の看護師が患者を受け持つイメージを連想させやすいが、機能別は業務分担。混同注意:プライマリーナーシングと混同しやすい。
- 2. 正解。機能別看護方式は、看護業務を注射、検温、配膳など特定の機能(業務内容)ごとに細分化し、それぞれの看護師がその機能に特化して担当することを指します。これにより、効率性が向上すると考えられています。正しくは:この記述は機能別看護方式の定義そのものであり、正しい。選びやすい理由:「業務を分担」という言葉は、他の看護方式にも一部当てはまるため、注意が必要だが、「内容別に分類した看護業務」が機能別の特徴。混同注意:チームナーシングのように複数の看護師が関わる点と混同しやすいが、分担の仕方が異なる。
- 3. この説明はプライマリーナーシングの特徴です。機能別看護方式では、業務内容によって担当する看護師が細かく変わります。正しくは:一人の看護師が、患者の入院から退院まで継続して受け持つ。選びやすい理由:患者への継続的な関わりは重要な要素であり、良質な看護と錯覚させやすいが、これはプライマリーナーシングの特徴。混同注意:プライマリーナーシングと混同しやすい。
- 4. この説明はチームナーシングの特徴です。チームナーシングでは、患者をグループ分けし、そのグループを特定の看護師チームが責任を持って担当します。正しくは:患者を複数のグループに分け、各グループを専属の看護師チームが受け持つ。選びやすい理由:「複数の看護師」「グループ」という言葉で、機能別の「分担」を連想させやすいが、チームナーシングでは患者中心のチーム体制を指す。混同注意:チームナーシングと混同しやすい。
国試ポイント
看護方式(機能別看護方式、チームナーシング、プライマリーナーシング、モジュールナーシングなど)それぞれの特徴と違いを正確に理解しているかが問われる頻出テーマです。特に、業務の分担方法や責任の所在、患者への関わり方に着目して学習することが重要です。
混同注意
各看護方式の名称と内容が非常に混同しやすいため、具体的な例を交えながらそれぞれの違いを明確に覚える必要があります。特に、チームナーシング、プライマリーナーシングとの区別が重要です。
次に同じ論点が出たら
個々の看護方式のメリット・デメリット、どのような状況(病院の規模、患者の状態、人員配置など)でどの方式が適しているかについても理解を深めることが望ましいです。
関連知識
・チームナーシング:患者をグループ分けし、チームリーダーを中心に複数の看護師が協力して看護を行う方式。・プライマリーナーシング:一人の看護師が特定の患者の入院から退院まで一貫して看護計画を立て、実施・評価する方式。・PNS(パートナーシップナーシングシステム):2人の看護師がペアを組み、複数患者の看護を共同で行う方式。